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唯「水兵リーベ!」

1 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:24:52.36 ID:lqpfcR6r0
新学期

律「さて、学年も新しくなったことだし、新入部員の獲得に乗り出すわけだが」

律「そのためにも、新歓ライブを成功させなくてはっ!!」

唯「あずにゃんのためにもねっ!!」

律「そうだ唯! 良いこと言った!!」

律「私たちが去った後の軽音部存続のためには部員獲得は至上目的だ」

梓「……はい、ありがとうございます」

律「春休み中も、私は少しでも力強いドラミングができるようにと筋力トレーニングをかかさなかった」

律「少しでも正確なリズムが刻めるようにとメトロノームの真似をすることもいとわなかった」

唯「りっちゃん……。辛かったね!苦しかったね!!」

律「しかし……、しかしだ!!」

和「毎度のことながら講堂使用届けが出てない訳で」

律「この一言で私の今までの努力が水の泡に消えようとしているっ!!」

澪「お前が悪いんだろっ!!」ゴチン!!

律「あいて☆」




2 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:26:32.02 ID:lqpfcR6r0
律「どうも、お手数おかけします」ヒリヒリ

和「構わないわよ。いつものことだし」

律「ですよね~」

和「でも私が生徒会長になったからにはちゃんと期限は守ってもらうわよ
  今までは前会長が澪のファンだったから期限が過ぎても大目に見てくれてただけなんだから」

唯「すご~い!! さすが澪ちゃん」

紬「あの会長さんかなり熱狂的だったものね」

澪「は、恥ずかしいな……。まぁ、悪い気はしないけど」

律「やはりパンツの威力は絶大……」

澪「ほわちゃ!!」

律「ひでぶっ!!」

梓「律先輩も懲りませんね……」

唯「ね~、おもしろいよね~」

紬「ほんと、まるで漫才みたい」


5 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:29:26.17 ID:lqpfcR6r0
和「まったく……。次からは気をつけてちょうだいね」

律「次って言っても、もう私たちが学校行事で舞台に上がるなんて学祭くらいなもんだから余裕ですよ!」

和「その言葉、覚えておいてね」

唯「和ちゃんは澪ちゃんファンクラブの会長さんは引き継がなかったの?」

和「当たり前じゃない……」

唯「え~」

紬「じゃあ、今の澪ちゃんファンクラブの会長さんはいったい?」

和「知らないわよ。もう解散したんじゃないの?」

梓「まだ活動はしてますよ。新会長も今のファンクラブ会員の3年生が引き継ぎましたし
  ついこの前も新学期が始まる前にファンの集いがあって」

律「なんでそんなに詳しいんだ? まさか!? 梓も!?」

梓「ち、違いますよ!! クラスの友達がそれに参加したって話してて」

梓「今度の新歓ライブの模様を撮影する役割なんかを話し合ってたらしいです」

梓「在校生以外の人のための撮影らしいですけど」

紬「学園祭と違って今回は新入生と一部の在校生しか入れないものね」

律「な、なかなか本格的なんだな……」


7 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:33:15.52 ID:lqpfcR6r0
和「在校生以外って、校外にも澪のファンクラブ会員がいるってこと!?」

澪「あわわわわわ……」

梓「だと思います。それとファンクラブ入会特典映像のためでもあるらしいですよ」

唯「じゃあ、私も澪ちゃんファンクラブに入ったらその特典貰えるのかな?」

梓「た、たぶん……」

唯「じゃあ、入会しちゃおうかな~」

澪「お、おい!!」

唯「ムギちゃんも一緒に入ろうよ~」

紬「私はさわ子先生から1年の学祭の時の映像をダビングしてもらえたからそれで充分よ」

唯「そっか~。私もダビングしてもらおうかな」

澪「ほほう……」

紬「あっ」

澪「さわ子先生早くこないかな~。詳しく話を聞かないと」

紬(先生……ごめんなさい……)


8 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:35:15.77 ID:lqpfcR6r0
梓「そのお宝映像もファンの間では高額で取引されていると噂されています」

梓「なんせ出回っている数が少ないらしくって、あくまで噂ですけど」

律「そっか……。さわちゃんに頼んで量産してもらったら結構な額になるんじゃ……」

唯「びじねすちゃんす、だね!!」

澪「なっ!? 絶対ダメだからな!!」

律「わ、わかってるって(勿体無い……)」

唯「そうだよ。そんなことするわけないよ(アイスたくさん買えそうなのに……)」

梓「ただ、多数の貧血者を出したとの伝説もあるくらいで
  その過激すぎる内容から封印されたとの話も聞きます」

律「へ、へ~……」


9 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:37:06.52 ID:lqpfcR6r0
梓「私もアレを見た日の晩御飯はレバーやホウレン草を所望したくらいでしたから……」

唯「あずにゃん、鼻血流してたもんね~」

梓「お恥ずかしい限りです……」

澪「思い出させるな梓……」

梓「ご、ごめんなさい」

律「しっかし、そこまでくると澪の影響力も計り知れないな」

唯「でも、普段は澪ちゃんの周りもそんな雰囲気ないのにね」

紬「そうね、ファンクラブがあるっていうのも忘れてたくらいだったわ」


10 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:39:10.90 ID:lqpfcR6r0
梓「それは澪先輩との接触は極力避けるようにとのファンクラブ規則があるからだと思います」

梓「恥ずかしがりの澪先輩は遠くから眺めて愛でるものだと」

澪「おおぅ……」

律「いいじゃん、別に危害を加えるでもないんだし」

澪「な、なぁ和。これは学校の風紀に関わる問題じゃないのか?」

和「そうね……。でも、生徒を凝視しちゃいけないなんて学則も無いし……」

和「律の言うように今まで目立ったトラブルも無いようだし、さすがにそれで取り締まるって訳には」

澪「そ、そんなぁ~……」

紬「澪ちゃんは、そのファンの人達にやめてほしいって思ってるの?」

澪「う、う~ん……」

紬「澪ちゃんを見るだけで幸せって思ってくれる人もいるんだし」

紬「男の人にそういう目で見られたら気持ち悪いかもしれないけど」

紬「女の子同士なんだし、私は一向に構わないと思うわ!!」

澪「なんでムギがそんなに熱弁するのかよくわからないけど……」

澪「確かに言われてみればそうだな。ただ見られるくらいなら……」


11 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:41:24.49 ID:lqpfcR6r0
律「ところで男の会員はいないの?」

澪「ひっ……!!」

梓「ファンクラブになる第一条件が女性であることですから、それはありえませんね」

澪「ほっ」

唯「へ~、女の子ばっかりなんだ~」

律「そっかー。しかし澪も昔と比べて立派になったもんだな~」

澪「なんで、そんなに遠い目を……」

律「澪をスポットライトの当たる舞台に上げたのは私と言っても過言ではないのでっ!!」

澪「お前は私の何なんだ!?」

律「恥ずかしがり屋の澪をここまで育て上げるのはそれはそれは困難な道のりだった……」

澪「聞こえてないのか?」


12 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:44:24.05 ID:lqpfcR6r0
唯「なんか始まったね」

紬「じゃあ、お茶入れるわね。和ちゃんもご一緒にどう?」

和「そうね。頂こうかしら」

唯「生徒会はいいの?」

和「私を誰だと思ってるの? その辺の段取りはもう完璧に済ませてるわよ」

唯「ほえ~。さすが和ちゃん!!」

和「あとは、細かな調整や報告待ちだから今日はさっさと解散しちゃったわ」

梓「す、すごいです!!」

和「仕事の評価っていうのは最初の行動でだいたい決まるものよ」

和「だから、すでに2年の3学期に会長職を引き継いでからすぐにこの1年のスケジュールを全部組んだし」

和「あと私がすることっていったら、みんなの意見を纏めて『それでいいわよ』って言うくらいかしら」

唯「か、カッコイイ!! でも和ちゃん無理してない?」

和「そんなことないわよ。むしろ働かなきゃ死んじゃう症候群よ」

唯「そう? ならいいんだけど……」

和「?」


13 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:48:28.33 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

紬「はい、りっちゃん」

律「サンキュームギ。さてと、どこから話したもんか……」

澪「なんなんだよ、いったい……」

律「あれは、まだ私が澪と仲良くなる前のこと……」

律「澪は休み時間も独りで本を読んでいて、
  まったく目立たなくて物静かで声さえ聞いたことないような子でさ~」

律「でも、左利きだったり髪が長くて綺麗だったから当時から気にはなってたんだ」

律「子供の頃って不思議なもんでさ、気付けば仲良くなってるんだよな」


14 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:49:29.37 ID:lqpfcR6r0
澪「そうだな、何がきっかけだったかはもう忘れちゃったよ」

律「でさ~、澪ったらいつも私にくっついてくるもんだからみんなに
  『澪ちゃんは律ちゃんのお月様だ』って周りに言われててさ」

澪「違うだろ、律が私を無理にでも引っ張って連れてくから……」

律「あれ? そうだっけ?」

澪「そうだよ」

律「まぁ、どっちにしろ澪が私のあとをついてくるってのは変わんないし」

梓「どこまでもついてくるから月、ですか」


15 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:50:56.74 ID:lqpfcR6r0
唯「へ~、なんだか私と和ちゃんに似てるね」

紬「そっか、二人も幼馴染だったわよね」

唯「うん。もう幼稚園から一緒だもんね~」

和「そうね。本当にいつも一緒だったわ」

梓「じゃあ、どちらかがまたお月様だったわけですか?」

唯「う~ん。どっちかっていうと私が和ちゃんにくっついてたかな?」

和「でもお月様なんて良い表現じゃなかったけどね」

紬「なんて?」

和「ふふっ。金魚のフン、って」

梓「あ~……」

唯「ねっ! ヒドイよね!!」

律「いやっ!! その表現は非常に的確だっ!!」

唯「そんなっ!?」

律「本当は澪にもその表現を使っていただきたかった!!」

澪「な、なんだと~!!」


16 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:53:04.35 ID:lqpfcR6r0
唯「でも、澪ちゃんをお月様って言いたい気持ち、わかる気がするよ~」

律「確かに昔っから澪は綺麗だったからな~。子供ながらにやっぱりわかってたのかもな」

梓「ですよね~。月の神秘性が物静かって点でも澪先輩を言い表していますし」

紬「物静かでおしとやか、まさに澪ちゃんにピッタリね」

律「それが今はこんなに暴力的に育っちゃって……」

律「人は見た目が重要だって言うけどファンクラブの人たちに
  澪のこのゴリラみたいな本性が知れたらどうなるかと思うと……」

澪「くっ……」

律「ふっふっふ。さすがにこの話しの流れで手を挙げることはできまい」

澪「な、なんのことかしら」

律「我慢は体に悪くってよ」

澪「うぐぐ……」

律「もう、冗談だって。そんなに眉間に皺寄せてたら折角の美人がだいなしだぞ~」

律「私だって澪がいつもそばにいてくれるおかげで綺麗なお月見が毎日できるんだしさ」

澪「な、なに言ってるんだよ///」

律「照れるな照れるな~」


17 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:54:11.20 ID:lqpfcR6r0
澪「まったく……」

律「澪ちゅわんカワイイ」

澪「もう……」

唯「じゃあ、和ちゃんも私がそばにいてよかったって思うことあるの?」

和「え? 金魚のフンなんてつけてたっていいことなんてないわよ」

唯「ええっ!?」

和「ウソよウソ。唯と一緒にいると、その……、なんていうか飽きないわ」

唯「えへへ~///」

和(いい意味でも悪い意味でも、ね……)

梓(きっと和先輩は褒めてない気がする……)


18 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:55:43.00 ID:lqpfcR6r0
澪「和も苦労が絶えなさそうだな~」

律「そうだな。って、和『も』ってどういうことだ?」

澪「さぁ~、なんでしょ~」

律「も~っ。なんだよ~」

澪「ふふふっ」

澪(でも、律。私は本当に律に感謝してるんだ。今までそれを口に出して言ったことはないけど)

澪(もし、律に声をかけてもらえなかったら今頃ここでこんなに楽しく過ごせてないかもしれない)

澪(それに、月は何も自分で輝いているわけじゃない。太陽があってこそ初めてみんなに気付いてもらえる)

澪(そして、その太陽っていうのはもちろん────)

律「あ~でもさ~。澪は私と出会う前はホントに学級文庫読むくらいしかすることがなかったらしくってさ」

律「でも、その学級文庫もいずれは尽きるわけで、読むものがなくなって澪がとった行動ったら」

澪「……言うの?」

律「ダメ?」

澪「ま、まぁいいけど……」

唯「なになに?」


19 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 01:57:28.55 ID:lqpfcR6r0
律「他に読むものっていったらなんでしょ~?」

和「図書室まで本を借りに行くとか?」

律「違いま~す。澪は借りに行くにも、恥ずかしくって借りれないような子でした」

梓「そこまでですか……」

澪「う、うん……」

律「そこで澪が取った行動はズバリ教科書を片っ端から読む、でした~」

唯「ええっ!? 授業中でもないのに!?」

和「唯、そこまで驚くことかしら……」

紬「澪ちゃんの頭が良いのはその時のおかげでもあるのね」

澪「それも、あるかな……」

律「しか~し。教科書だって読み尽くす時がいずれきてしまうのです」

唯「もう、お別れなんだね……」

律「澪が暇潰しに選んだ次の娯楽はっ!!」

律「では澪さんの口からどうぞ!!」

澪「あ、あの……」


20 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:00:10.23 ID:lqpfcR6r0
澪「社会で使う地図帳で暇つぶしを……」

梓「うわ~……」

澪「ちょ、梓! 普通に引くなよ!!」

梓「すみません……、つい……」

紬(これはさすがに可哀想に思えてきちゃったわ……)

澪「でも、そのおかげで地名や山脈、川の名前や場所も覚えることができたんだぞ」

和「そうだろうけど、休み時間に地図帳とにらめっこしてる子には確かに話しかけ辛いわね」

唯「りっちゃんよく普通に話しかけられたね」

律「全然気にしてなかった!!」

唯「だよね~」

和「まぁ、それに関して言えば今でも試験なんかで役に立つだろうしいいんじゃない?」

澪「だよな!!」

律「小学校で私と一緒のクラスになってからは中学もずっと同じクラスだったから
  それからは、そんな根暗なことはしてないだろうけど」

律「でも、高校2年になって初めて離れたんだよな~
  あのときは本当に心配したんだ……」


21 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:02:37.04 ID:lqpfcR6r0
澪「だ、大丈夫だったろ。和もいてくれたし」

律「そうそう。本当に和には感謝してるんだよ」

和「ど、どういたしまして……」

唯「でも、もしクラス離れちゃっても隣の教室なんだからちょくちょく遊びに来たらいいのに」

律「それが、澪ったら変なプライドだけは高くって自分に素直になれないんだよな~
  『律がいなくったって平気なんだから』って言う澪の姿が目に浮かぶよ」

律「実際、和が生徒会会長の引き継ぎで忙しいとき、昼休みにクラスを留守にしがちだったろ?」

和「よく知ってるわね。そうよ、普段お弁当はいつも澪と一緒に食べてたけど
  引き継ぎが忙しくなってからは生徒会室で前会長とその話をしながら食べてたのよ」

和「その期間、澪には一人でお昼休みを過ごしてもらっちゃった訳だけど……」

律「うんうん。でも意固地な澪ちゃんはそれでも私たちのいるクラスへ来ないで
  一人で昼休みを過ごしたんだ」

澪「……」

唯「澪ちゃん可哀想……」

律「そして澪は暇になった昼休みの時間でまたもや過ちを犯すことになるっ!!」

唯「そ、そんなっ!? 今度はいったい何を!?」


22 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:04:48.51 ID:lqpfcR6r0
澪「げ、元素の周期表を少々……」

梓「あちゃ~……」

唯「す、水兵リーベ……僕の船……ううっ(涙)」

律「この水兵さんはきっと途中で戦死したんだと思う……」

紬「なんだか悲しい歌になっちゃったわね……」

和「ごめんね澪、あなたに辛い思いをさせちゃって……」

澪「の、和までっ!?」

澪「私は別にお前たちが思ってるほど悲壮感は漂ってないつもりだぞ」

澪「覚えて損するなんてこともないだろうし……」

律「クラスの人の証言では元素記号をブツブツ呟く澪さんには
  あまりにも近づきにくいオーラが出ていたと……」

澪「うっ……」

紬「澪ちゃん理系の学部目指してるの?」

澪「いや……そういう訳じゃないけど……」

律「だめじゃん」


23 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:07:16.86 ID:lqpfcR6r0
澪「でも、いつかきっと役に立つ時が来るはずっ!!」

律「どうだか……」

梓「あの、すみません。ちょっとお手洗いに行ってきます」

唯「あ、じゃあ私も」

澪「!?」

紬「ん? どうしたの?澪ちゃん」

律「澪もトイレか?」

澪「い、いや……」

律「へんな奴だな……」

唯「じゃあ行こっか、あずにゃん」

澪「あ、あのっ……!!」

梓「はい?」


24 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:10:14.65 ID:lqpfcR6r0
澪「原子番号39番」

唯梓「へっ?」

澪「イットリウム、、、二人でトイレに行っとリウム」

澪「な、なんちゃって……////」

  ぽか~~~~~~~~ん・・・・・・

唯「えっ? 今なんて?」

紬「澪ちゃん……」

和「……」

和「ブフッwww」

和「あはははははははwwwwww!!」

律「の、和っ!?」

唯「なになに? 何がおかしいの!?」

和「イッwトwリwウwムwでwいっwトwイwレwwwwwww」

和「元素記号がYなだけにワイも一緒に連れションってかwwwwやかましいわwwww」

唯「和ちゃんしっかり!!」


25 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:14:31.56 ID:lqpfcR6r0
梓「これはっ!? ある程度の頭がないと通じないと言われている学問ギャグではっ!?」

唯「あずにゃん! いったいそれはっ!?」

梓「唯先輩は元素の周期表どこまで言えますか?」

唯「えっと……水兵リーベ、だから……」

唯「そうかっ!! 最初は『水』だね!!」

梓「はい、よくわかりました!!」

唯「次は、兵……兵……HEY! いや、違うっ!!」

梓「もう結構です」


26 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:15:46.55 ID:lqpfcR6r0
紬「つまり、私たちの理解の及ばないところのレベルで2人は共鳴しあっていると?」

梓「おそらく……」

律「な、なんなんだ……」

和「それじゃあwww私も唯と一緒にトイレにイッテルビウムwwwwwwww」

澪「和もやるな~」

唯「でも、和ちゃんがこんなに楽しそうに笑ってるの初めて見たかも」

唯「澪ちゃん!! 周期表覚えたの役に立ってるよ!!」

澪「そ、そうか!!」


27 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:17:26.91 ID:lqpfcR6r0
唯「うん! 今まで澪ちゃんはりっちゃんにツッコんでばっかりだったけど」

唯「その気になればボケでも充分食べていけるよ!!」

唯「さまぁ~ずの三村みたいにツッコミもボケも両方いけるよ!!」

和「みwwむwwらww三村はむしろボケ9のツッコミ1でしょwwwwwwww」

唯「えへへ~」

澪「そっか……私もボケで食っていけるか……」

澪「それにこんなにウケるなんて。嬉しいもんだな////」

澪「なんだか原子番号52番だよ」

律「ま、また……」

澪「テルルな、、、照れるな……///」

和「やwwwwwwwめwwwwwwwろwwwwwwww」

和「それ以上やったら私の腹筋がウンウンビウムwwwwwwww」

律「なんだそれ……」

唯「和ちゃん楽しそ~♪」


28 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:21:47.61 ID:lqpfcR6r0
帰り道

唯「じゃあ、また明日ね~」

和「フヒッwwwハヒッwwww」

律「和、大丈夫か……?」

唯「大丈夫だよ~」

澪「また79番日まで~」

和「またAu日までwwwwww高度wwwwこwれwはw高等テクニックwwwwww」

和「そのギャグにはAuだけに私から金メダルをさしあげたいwwwwwwwwww」

紬「あはは……」

梓(なにはともあれ澪先輩今日はいきいきしてたな。いいネタを見つけちゃった)

澪「和。明日もラジウム」

和「ラwwジwwウwwムwwキュリー夫妻が発見wwwwwww」

律「ほら、澪。早く帰るぞ……」

澪「ああ♪」


29 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:25:32.26 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

和「ラジウムwwww温泉wwwwwww」

和「……って!! あれっ!?」

和「ねぇ唯? さっきのどこがかかってたの!?」

唯「え? さ、さぁ~……」

和「って言うかさっきから私、何がそんなにおかしくて笑ってたのかしら……」

唯「ふふふっ。おかえり和ちゃん」

和「あっ、え、ええ。ただいま」

唯「あのね、和ちゃん。さっきまでの和ちゃんは今まで溜め込んだものが爆発した状態だったの」

唯「今まで頑張ってきた和ちゃんに澪ちゃんが空気穴を開けてくれたんだよ」

和「へっ?」

唯「自分では気付いてないかもしれないけど、和ちゃんは今まで頑張りすぎて破裂しそうだったの」

唯「勉強や生徒会、軽音部の申請が遅れたり、そして私も色々と迷惑かけちゃったりしたかもね」

唯「だからね、そんなプレッシャーから一度リセットされたんだよ」

和「そ、そういえばいつもより体が軽いかも……」


30 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:28:16.80 ID:lqpfcR6r0
唯「うん。笑うってじつは大事なんだって志の輔さんも言ってたんだ」

和「そう……。私ったら気づかない内に溜め込んじゃってたのね」

唯「でも、悔しいな……。和ちゃんは私が癒したかったのに」

和「何言ってるのよ。私の異変にいち早く気付いてくれたのは唯でしょ?」

唯「うん。そうだけど、結局私何もできなかった……」

和「唯は私に足りない物を持ってくれているわ。だから今まで一緒にいたのよ?」

唯「そうかな……」

和「あなたの笑顔で今まで何度も癒されてきたわ」

唯「私は、和ちゃんがしっかりしてくれてたからそれに何回も助けられたよ」

唯「でも、だから和ちゃんがパンクしそうになったのかも……」

和「そんなことないわ。唯の助けになって私もうれしい」

和「私たちはお互いに足りない何かを出しあって結びついてるのよ。まるで共有結合みたいにね」

唯「よくわからないけど、私も和ちゃんの役にたってるの?」

和「もちろんよ。これからもよろしくね唯」

唯「うん。えへへ♪」


32 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:32:07.06 ID:lqpfcR6r0
中野家 梓自室

梓「今日は澪先輩ネタが豊富でうれしいな~♪」

梓「……ちゃんと音声撮れてるかな?」

 『イットリウム、、、二人でトイレに行っとリウム』

梓「よかった、ちゃんとICレコーダーで撮れてた」

梓「さて、それじゃあ早速澪ちゃんブログの更新をしなきゃ」

梓「『本日の澪ちゃん』っと」カタカタ……

梓「今日は今まで謎のヴェールに包まれていた澪ちゃんの過去に迫っていくぞ」


33 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:33:48.67 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・


梓「────最後に今日の澪ちゃんの一言!『二人でトイレに行っとリウム』
  これはいつものように着ボイスとしてアップするから要チェックだ!!」

梓「以上、澪ちゃんファンクラブ会員No.100 副会長 中野梓の報告でした」

梓「それじゃあミオミオ~♪」







梓「……ふぅ」

梓「澪先輩……、すみません」

梓「でも、世界中の澪ちゃんファンが待ち望んでいるんです」

梓「会員のみんなもこれ以上は望まないので、せめて卒業までは勘弁してください」


36 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:39:34.26 ID:lqpfcR6r0
   ピリリリッ!!

梓「ん? 誰からかな……」

梓「!? こ、これはっ!! 曽我部名誉会長!!」

梓「も、もしもし!? お久しぶりです!!」

恵『うふっ、頑張ってるようね。中野特別情報員』

恵『いえ、今は副会長だったかしら?』

梓「は、はい。……で、何か御用で?」

恵『ええ、今しがた更新された澪ちゃんブログを覗いたところだったから』

梓「は、はぁ(ついさっき更新したばっかりなのに……この時間帯に重くなるのは
  名誉会長のリロードが原因だったのかな……)」

恵『今日は特に素晴らしかったからどうしてもあなたにお礼を言いたくってね』

梓「ありがとうございます」

恵『まるで私も秋山さんと同じ軽音部にいるかのような錯覚に陥った
  それほど臨場感に富んだ記事だったわ!!』

梓「喜んでもらえて、私も嬉しいです」


37 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:41:21.59 ID:lqpfcR6r0
恵『特に秋山さんが独りで地図帳を見ていたってくだり……』

恵『ああっ!! 私も幼い秋山さんが目でなぞった山脈伝いを行ってみたい
  川を逆流してみたい 秋山さんと一緒に日本海で溺れてみたいっ!!』

恵『こんな妄想で今夜は眠れそうにないわ』

梓「そ、そうですか……(相変わらず、なんだか危ない人だなぁ……)」

恵『その地図帳の銘柄はわからないのかしら?』

梓「そこまではさすがに……」

恵『そう、残念ね……。できれば同じ物をって思ったんだけど……』

梓「あの、もう何もなければ……」

恵『ああ、そうね。じゃあ、今度の新勧ライブの映像楽しみにしてるわね』

梓「はい、お任せください」

恵『それじゃあ、お休みなさい』

梓「お休みなさい、失礼します」


38 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:43:55.12 ID:lqpfcR6r0
翌日 放課後

澪「昨日は原子番号36番のCDを聴いててさ~」

紬「クラプトンね。私も理解できたら結構おもしろいんじゃないかって気づいちゃったわ♪」

律「ムギまで毒されてしまった……」

梓(澪先輩も今までの自分からチェンジ・ザ・ワールドですね!!)

澪「おい律、そんな25番なんて読んでないで早く練習するぞ」

律「へっ? この漫画のこと?」

澪「うん。マンガン」

紬「澪ちゃん上手い♪」

澪「えへへ///」

律「はぁ~……」

和「ちょっといい?」

唯「あ、和ちゃん」

和「新入生歓迎会の舞台発表順が決まったから。はいこれそのプリント」

律「おっ、サンキュー」


39 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:46:45.09 ID:lqpfcR6r0
澪「やぁ和」

和「なんだか機嫌がよさそうね澪」

澪「まぁね。なんだか今までのモヤモヤが原子番号9番だよ」

和「?」

澪「フッ素んだ、、、吹っ飛んだ」

紬「ウフフ。もう、澪ちゃんったら」

澪(さぁ和! 今日も笑い転げてもらうぞっ!!)

和「ごめんなさい。こんなときどんな顔すればいいのかわからないの……」

澪「笑えばいいと思うよ」

和「……」

澪「あ、あれっ?」

律「ぶぁっはっはっはっはwwwwww」

律「おもいっきりスベってやんの澪wwwwwwwww!!」

澪「で、でも昨日はあんなに……」

和「昨日の私はどうかしてたのよ」


40 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:49:22.95 ID:lqpfcR6r0
和「はっきり言って、それ、おもしろくもなんともないわよ」

澪「そ、そんな……」

澪「ムギは、ムギはわかってくれるよな?」

紬「私も……、よく考えてみたらそんなに……」

澪「ガ────ン!!」

梓(悲惨ですね……)

律「そういうことだ澪。お前のはただのオヤジギャグだ」

澪「ううっ……」

紬「で、でも澪ちゃんにはまだ地図帳ギャグが残ってるんじゃ……」

澪「もう、いいんだ……」

紬「えっ?」

澪「やっぱり私にはこんなことは似合わないって……、薄々気付いていたし」

紬「澪ちゃん……」


41 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:52:23.53 ID:lqpfcR6r0
澪「結局、私は顔が良くってプロポーションも完璧なただのツッコミキャラなんだよ」

澪「元気しか取り柄のない律をツッコんでるのが分相応なんだ」

律「よかった、あまり落ち込んではないようだ」

澪「これからは今まで通りバカみたいに真面目に生きていくよ……」

和「なにか私いけないこと言っちゃったかしら……」

律「あ~気にしないでいいよ」

澪「私なんて……、どうせ私なんて……」

唯「澪ちゃん! 澪ちゃんにはまだそのベースがあるじゃない!!」

澪「ゆ、唯」

唯「澪ちゃんのベース、私は好きだよ!」

梓「そうですよ! 先輩の演奏を心待ちにしている人だっているんですよ!!」

澪「そっか……。うん、ありがとう!」

澪「私、舞台に自分の道を見出すよ!!」


44 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 02:59:57.79 ID:lqpfcR6r0
そして数日後 新勧ライブ当日

澪「はぅ~~~~~っ……」

紬「澪ちゃん!? どうしたの!?」

澪「やっぱり恥ずかしいよ~~~~」

律「あの時の威勢のよさはどこ行った?」

澪「だって……」

唯「澪ちゃん掌に人って書いて飲み込めばいいよ!」

律「あ~ダメダメ。今朝登校してるときから何千人と飲み込んでるけど
  もう全ッ然上がったままだから」

澪「き、今日はビデオも撮ってるんだろ……?」

梓「あ、ああ~……。そう言えばそうですね」

澪「もし、前みたいに転んだりなんかしたら……」

梓(はい、そうなったら私たちにはご褒美です)

律「じゃあ、ジャージで出たら?」

梓(!? よ、余計なことをっ!!)


46 :VIPがお送りします ::2010/04/07(水) 03:01:31.57 ID:lqpfcR6r0
澪「う~ん……。みんなもジャージで出るなら……」

唯「え~。さすがにジャージで舞台に上がるのはちょっと……」

紬「わ、私も……。ジャージじゃ余計に恥ずかしいかな」……

澪「だよな……。みんながそうなら私もこのままで」

律「も~、自分の意見が無いやつだな~」

澪「だって……」

和「軽音部そろそろ出番よ。準備はいい?」

律「ほら、行くぞ澪」

澪「う、うん」

梓(よかった……。ジャージでなんてことになったら曽我部名誉会長になんて言われるか……)


47 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:07:25.73 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

♪~♪~♪~♪~♪~♪~♪~

律(なんだかんだ言いつつも演奏が始まれば澪も集中力を取り戻すんだよな)

律(もっと自分に自身をもったら社交的になれるのに……)

律(でも、完璧に見える澪にも弱点があるからこそまたそこがカワイイんだけどさ)

律「……」

律(できる事なら私がいつまでも守ってやりたいんだけど……)

律(いつかは私たちだって離れ離れになるときがきっとくる)

律「……」

律(でも今はこれでいいんだ。私は澪の親友として側にいてやれば)

律(なんたって澪は私のお月様なんだから♪)








澪ちゃんファンクラブ撮影班(澪たんハァハァハァハァ……)


48 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:10:10.93 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

梓「それでは、今日はお先に失礼します」

律「なんだ~? ライブ成功を祝して今から街に繰り出そうって時に」

梓「すみません。今日は色々とすることがあって……」

梓(早くあの素晴らしかったライブをファンクラブのみんなに伝えたいっ!!)

唯「え~っ! あずにゃんが来ないとつまんな~い」

梓「本当にすみません。それじゃ!」

紬「あっ……。行っちゃった……」

澪「仕方ない……。今日は帰るか」

紬「そうね。遊びはまた梓ちゃんと一緒の日で」

唯「うう~~。これだけを楽しみに練習も頑張ってきたのにぃ~」

律「いや、嘘でもライブのためって言っとけ」


49 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:14:10.56 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

唯「バイバ~イ」

紬「またね」

律「じゃ~な~」

澪「また明日~」

 ・ ・ ・ ・ ・

律「しっかし、澪もその恥ずかしがりなんとかしないとな」

律「そんなんじゃ、いつまでたっても私の側から離れられな……」

澪「……」ガタガタ

律「ん? どうした澪?」

澪「や、やっぱりだ。誰か……、ついてきてる」

律「えっ!?」

澪「ここ最近そんな気配がしてたんだけど、律気付かなかった?」

律「ぜ、全然気付かなかった……」

澪「いつも帰りについてきてるんだ。近所の人かと思ってたけど
  確かめるのもなんだか恐いし……」


50 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:16:29.35 ID:lqpfcR6r0
律「す、ストーカーか!?」

澪「恐いこと言うなよ!」

律「ご、ごめん」

律(でも、本当にストーカーだったら狙われているのは私の方じゃなくてきっと……!!)

澪「……!! なんだかだんだん近づいてきてる」

澪「今までは一定の距離を保っていた感じだったのに……!!」

律「大丈夫! いざとなったら私が守ってやるから」

澪「り、律っ」

男「あ、あのっ!!」

律「く、来るならこいっ!!」

男「秋山さん……、ですよね?」

澪「ひゃ、ひゃいっ!!」


51 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:25:22.00 ID:lqpfcR6r0
男「僕、ずっと前からあなたのことが気になってて……」

澪「えっ……、ええ!?」

男「いつ声をかけようかと迷ってたんですけど
  思い切って今日お声をかけさせていただきました!」

澪「は、はぁ……」

男「あっ、僕はK大に通ってる男って言います」

律「K大って言ったら超名門じゃん!?」

男「いままで生きてきてこんなに人を好きになったことはありませんっ!!」

男「お願いです。僕と付き合ってくださいっ!!」

澪「で、でも……」

男「清く正しい男女交際をっ!!」

澪「あの、私……」

律「おいやめろ!! 澪困ってるじゃないか!!」

澪「律……」

律「澪、迷惑だって言ってやれ」

男「別にあなたには聞いてません。僕は秋山さんに聞いてるんです」


52 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:29:40.41 ID:lqpfcR6r0
律「いいや、私は澪の親友だ!! だから口出しだってさせてもらう」

男「なんて強情な……」

律「だいたい、澪は昔っから人見知りで、初対面のやつと付き合うなんてありえないの!!」

律「ほら見ろ! 顔だってあんなに青ざめて」

澪「ううっ……」

律「さぁ、帰った帰った。澪は私がいないとダメなんだから」

澪「……」

男「それでも……、振られるにしても秋山さんが口で伝えてもらえませんか?」

男「それだったら、諦めもつきます……」

律「だってさ、言ってやれ」

澪「……い、いいよ」

男「えっ?」

澪「つ、付き合っても……。いいよ……」

律「ちょ!? おい澪!!」

男「ほ、本当ですか!? やった!! じゃあメアドと携帯番号の交換を……」


53 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:32:23.61 ID:lqpfcR6r0
男「それじゃあ、家に帰ったら電話しますね~」

律「み、澪……。お前、本当によかったのか?」

澪「私も……」

律「へっ?」

澪「私もいつまでも律の影に隠れてばかりじゃいけない、って思って」

律「で、でもいきなり付き合うってお前……」

澪「うん……。でも真面目そうな人だったし」

律「そりゃあ……、そうだったけど……」

澪「大丈夫だよ。律の言う通り、自分でもこの性格なんとかしなきゃって考えてたし」

澪「私、これを機会に変わるよ」

律「澪……」

律「わかった。澪がそこまで言うなら私も応援するよ」

澪「うん。ありがとう律」

律「澪がやっと私から巣立ってくれてなんだか安心したよ」

澪「な、なんだよそれ」


54 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:34:12.25 ID:lqpfcR6r0
律「じゃあ、早く家に帰って彼からのあま~い電話を待ってろよ」

澪「ば、バカッ///」

律「へへん、じゃあな~」

澪「うん。また明日」

律「……」







律「お月様、無くなっちゃった……」


55 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:37:39.78 ID:lqpfcR6r0
中野家 梓自室

梓「────と、いうわけで今回のライブも
  澪ちゃんの魅力がたっぷり詰まったものになりました!」カタカタ……

梓「その模様を特別に少しだけこのブログにアップしちゃうぞ♪」

梓「ライブの模様が全編入ったDVDは次のファンの集いのときに配布予定なので
  欲しい人はぜひ参加してください!」

梓「以上、澪ちゃんファンクラブ会員No.100 副会長 中野梓の報告でした」

梓「それじゃあミオミオ~♪」




梓「ふぅ……」

梓「相変わらず映像班の編集能力には驚かされるなぁ~……」

梓「こんな短時間でブログ用の動画ができちゃうんだもん」

梓「……」

梓「そろそろあの人から電話が来そうだ……」

   ピリリリッ!!

梓「やっぱり!!」


57 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:40:42.19 ID:lqpfcR6r0
梓「もしもし」

恵『もしもし? ついにこの世の春が来たわねっ!!』

梓「落ち着いて下さい」

恵『ああっ!! なんで私もあの場にいなかったのかしらっ!?』

梓「名誉会長は大学で講義を受けてる時間では?」

恵『なんで普通に返すのよ……』

梓「はぁ……、すみません」

恵『撮影班も映像班もよくやってくれたわ!
  秋山さんを愛でる者でしか出すことのできない表現の域にまで達している』

恵『予告だけでもそのように感じる素晴らしい出来だったわよ!!』

梓「彼女たちもそれを聞いたら苦労も報われると思います」

恵『ええ、伝えておいてちょうだい。ああ、それにしてもつくづくあなたが羨ましいわ』

恵『できる事なら私だって秋山さんと一緒にお昼を食べたり、部活を通じて感動を分かち合いたかった
  夕暮れの体育倉庫に二人っきりで閉じ込められてみたかった!!』

梓(また、始まった……)


58 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:43:03.70 ID:lqpfcR6r0
恵『でも秋山さんは高校生で私はもう大学生……。そんな夢は儚く散っていく……』

梓「だ、大学はどんな感じなんですか?」

恵『ダメね。てんでレベルが低いわ』

梓「えっ!? でも名誉会長の通ってる大学って結構偏差値高いんじゃ……」

恵『秋山さんを超えるような逸材を見つけられないわ。もうダメダメよ』

梓「あっ、そっちのレベルですか……」

恵『最も、私だって秋山さんを超えるような人間はこの世に存在していないってわかってるけどね』

梓「そ、そうですね」

恵『でも、このままじゃ私どうなっちゃうか……』

梓「名誉会長は男性とお付き合いするとかは考えられないんですか?」

恵『そうね……。もし秋山さんが私に男とヤレって命令するんなら喜んでするわよ』

梓「いや……、そういうことじゃなくってですね」

梓「なんと言うか、別に名誉会長は……その……あの……」

恵『なによ?』

梓「れ、レズビアンって訳じゃないんですか?」


59 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:48:19.12 ID:lqpfcR6r0
恵『まぁ、中学のときなんかは普通にクラスの男の子とか好きになってたし』

恵『あえて言うならミオビアンってとこかしらね。私は!!』

梓「へ、変な造語を作らないでください!!」

恵『とにかく! 今は秋山さん一択なのっ!! 他は有り得ないわ!!』

梓「そうですか……。あの、もし、もしですよ?」

梓「澪先輩に好きな人ができて付き合いだしたりなんかしたら、
  その時はどうなさるおつもりですか?」

恵『それは男?女?』

梓「お、男です!」

恵『まぁ、どっちでもいいんだけどね
  ちょっとファンクラブ規則第一条3項を読んでご覧なさい』

梓「えっと……。もし澪ちゃんが異性同性にかかわらず特定の人物との親密な交際(友人関係は除く)
  を始めたと確認された時には我が澪ちゃんファンクラブは解散するものとする……!!」

梓「えっ? ええっ!?」

恵『そういう事よ』


60 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:52:16.48 ID:lqpfcR6r0
恵『あくまでこの澪ちゃんファンクラブは秋山さんのプライバシーを侵害しての活動なの』

梓「あっ、一応自覚はあったんですね」

恵『もしあなたがデートしてるところを見知らぬ誰かに見られてたらどう思う?』

梓「すごく、気持ち悪いです」

恵『でしょ? その辺の分別もあるのがこの澪ちゃんファンクラブのいいとこなのよ』エッヘン

梓(すでにプライバシーを侵害してる人が威張っても……)

恵『それにね、やっぱりなんだかんだ言って秋山さんには幸せになってほしいし……』

梓「あっ……」

恵『だからこのファンクラブを立ち上げた時も、もし秋山さんが付き合い始めたら
  幸せを願いつつキッパリと解散しようって、創設メンバーと話し合って決めたの』

恵『ファンクラブ規則第二条はその都度の話し合いと多数決で変更が可能だけど』

恵『ファンクラブ規則の第一条は永久不変。1項は遠くから愛でるべし
  2項は女のみで運営すべし。そして3項は交際が確認されたら解散すべし。これは絶対』

梓「はい、そうですね。私も澪先輩には幸せになってもらいたいです」


61 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 03:54:34.56 ID:lqpfcR6r0
恵『それにね、ずっと一緒にいるあなたはわかってると思うけど
  あの恥ずかしがり屋の秋山さんが誰かと特別なお付き合いすると思う?』

梓「そう言われれば……。今までそんな浮いた話は聞いたことありません」

恵『でしょ? まぁぶっちゃけそれを見越しての規則だったんだけどね』

梓「なんかズルイですね……」

恵『だって、そんな規則があった方が格好がつくでしょ?』

梓「はぁ、まぁ……」

恵『秋山さんが卒業すればあなたみたいなずっと張り付ける会員もいなくなっちゃうし』

恵『そうなれば、きっと自然と解散しちゃうでしょうね』

恵『だからファンクラブ規則第一条3項は発動する機会なんてないって』

梓「勢いで作ってしまった、と」

恵『だって、女子高にいる限りはあの秋山さんがそんな事有り得る訳ないわよ』

梓「ですよね~」


62 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:00:32.79 ID:lqpfcR6r0
翌日 放課後

梓「ええっ!? 澪先輩告白されちゃったんですか!?」

澪「う、うん……///」

梓「で、でもまさかOKなんてしちゃわないですよね~」

澪「OK……しちゃった///」

梓「なんとっ!!!!」

唯「あずにゃん顔変だよ~。あははは~」

紬「確か、K大の人だって言ってたわよね」

梓(超名門有名大学……。まさか澪先輩もそこいらのビッチと変わらないなんて……)

梓「り、律先輩は知ってる人なんですか?」

律「知ってるも何も、私と一緒に帰ってる最中に告白してきたからな~」

梓「そ、そうなんですか」

唯「優しそうで~、結構イケメンだって~」

紬「それで、早速昨日の夜電話で話したのよね」

澪「うん。でも、緊張してあんまり話せなかったし内容も覚えてない……///」


64 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:04:06.06 ID:lqpfcR6r0
梓「なんでまた……」

澪「なんでって、私が付き合っちゃ悪いのか?」

梓「いえ、そんな事はありませんが……」

紬「でも、ビックリしちゃった。あの引っ込み思案の澪ちゃんが
  私たちの中でカップル成立1番乗りなんだもん」

唯「だよね~、むしろ高校卒業するまで私たちそんな事とは一切無関係だって思ってたよ」

澪「わ、私だってやるときはやるんだ」

唯「子供は何人欲しいの?」

澪「ま、まだ早い!!///」

紬「結婚式はぜひ琴吹ブライダルのチャペルでね」

澪「もう!!」

唯「あはははは~」

紬「うふふふふ~」

律「……」

梓「どうしたんですか? 律先輩」


65 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:06:06.42 ID:lqpfcR6r0
律「……」

律(なんだか心にポッカリ穴が空いたみたいだ……)

律(私だってみんなみたいに澪を祝福したり茶化してみたい)

律(でも、もう澪は私の手から離れて今自由に飛び回ろうとしているんだ)

律(今までずっと、澪の方が私を必要としてくれているもんだと思っていた)

律(勉強だって、なんだっていつも難なくこなす澪が私を頼りにしてくれてる)

律(きっとそれに優越感を抱いていたんだな)

律(結局、私が澪を必要としていたのか……)

律(澪は私無しでもやって行くって新しい扉を開こうとしている)

律(きっとこれは喜ばしいことなんだ)

律(それに月が無い日は夜空に星がたくさん見えるじゃないか)

律「……」

律(……でも、名前も知らない星なんかよりもやっぱり私は────)

梓「律先輩!!」

律「!?」


66 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:07:50.16 ID:lqpfcR6r0
梓「どうしたんですか? なんだかぼ~っとして」

紬「りっちゃん今日は朝からこの調子なの」

唯「もしやりっちゃん。その彼に澪ちゃんを取られて拗ねてるんじゃ」

澪「えっ? そうなのか律?」

律「ば、バカ、そんな訳ね~だろ!!」

澪「あ、ああ……、うん。そうだよね……」

律「そ~言えば。もうデートの約束とりつけたのか~?」

澪「あ、あの……。今度の週末に////」

唯「そっか~。どこ行くの?」

澪「そんなの聞いてどうする気だよ~」

唯「別について行こうだなんて思ってないよ~」

澪「やだっ、教えてあげない」

唯「ええ~っ」

紬「唯ちゃん。2人の邪魔しちゃ悪いわ」

梓(しかし、とんでもない事になってしまった!!)


67 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:08:57.03 ID:lqpfcR6r0
中野家 梓自室

梓「みなさん、今回は残念なお知らせです」カタカタ……

梓「みんなのアイドルである澪ちゃんが……」

梓「澪ちゃんがある男性とお付き合いを始めたとの発表が本人の口からありました」

梓「ファンクラブ規則第一条3項により本日をもって澪ちゃんファンクラブは解散となります」

梓「長い間ありがとうございました」

梓「なお、今度のファンの集いが最後の活動となります。予定通りDVDの配布もあります」

梓「くれぐれも秩序ある行動をお願いいたします」

梓「以上、澪ちゃんファンクラブ会員No.100 副会長 中野梓の報告でした」

梓「それでは……、ファイナルミオミオ……」




梓「はぁ~……」

梓「どうせまた、あの人から電話くるんだろうな……」

   ピリリリッ!!

梓「気が重い……」


68 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:11:21.98 ID:lqpfcR6r0
梓「もしもし」

恵『……』

梓「もしもし?」

恵『……』

梓「名誉会長?」

恵『……わ』

梓「へっ?」

恵『死ぬわ』

梓「わーーーーっ!! は、早まらないで下さいっ!!」

恵『だって……ヒッグ……』

梓「ブログにも秩序ある行動をって書いたじゃないですか」

梓「それに、昨日澪先輩の幸せを願ってるとも言ってたし」

恵『撤回します~、うえ~~~ん!!』

梓「ああもう!! 自分の発言には責任を持ってくださいっ!!」


69 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:13:11.71 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

梓「どうですか? 落ち着きましたか?」

恵『うん……ヒッグ、ごめんなさい』

梓「もし本当に曽我部名誉会長が死んじゃったら、澪先輩も悲しみますよ!」

恵『秋山さんに悲しんでもらえるなら本望だわっ!!』

梓(逆効果だったーーー!!)

梓「そうじゃなくて、澪先輩が自分のせいだって思って苦しむって言ってるんです」

恵『それは……。わかったわ、秋山さんのあの学園祭で見せたパンツのレプリカを
  口に詰めて窒息死しようという試みは思いとどまる事にするわ』

梓「ええ、是非そうして下さい」

恵『でも、まさか本当にこんな日がくるなんて……』

梓「それには私もビックリしてしまいました」

恵『あんな規則なんて作るんじゃなかったっ!!』

梓(本当にこの人は……)


70 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:16:12.36 ID:lqpfcR6r0
梓「ところで、名誉会長には最後のファンの集いで
  澪ちゃんファンクラブ解散の号令を出していただきたいのですが」

恵『そうね……。なんせ私が設立したんですものね』

梓「はい」

恵『わかったわ』

梓「こちらでそのスピーチの草案をお作りしましょうか?」

恵『ありがとう。でも、私の言葉でこの会を締めたいの』

恵『だからその必要はないわ』

梓「……ご立派です」

恵『あなたも今まで素晴らしい澪ちゃんブログをありがとう』

梓「いえ、私自身も楽しかったです。私も澪先輩に魅せられた女の一人として」

恵『では、中野梓副会長! あなたを本日限りで……』

恵『本日限りでファンクラブ執行部副会長の任から解きます!!』

梓「……」

梓「はいっ!!(涙)」ビシッ!!


72 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:18:37.57 ID:lqpfcR6r0
そして澪ちゃんファンクラブ解散式当日

  ざわ…ざわ…  がや…がや…

梓「さすがに最後とあってすごい人数が集まっている……」

梓「DVD配布予定だったから大きめの会場を押さえといてよかった」

梓「すみません先輩方、梓はお先に日本武道館のステージに上がらせていただきます」

梓「いまごろ澪先輩はデートでキャッキャウフフなんだろうか……」

「中野さん準備はOKですか?」

梓「はい、いけます」

「では、よろしくお願いします」

梓「お願いします」

  パチパチパチパチパチ……

梓『本日はお忙しいところお集まり頂きありがとうございます』

梓『本日の司会進行を努めさせて頂きます中野梓です。どうぞよろしくお願いします』ペコリ

  パチパチパチパチパチ……

梓『それでは澪ちゃんファンクラブの集い in 日本武道館を始めさせていただきます』


73 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 04:20:59.07 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

梓『ありがとうございました』

梓『桜ヶ丘高校2年 鈴木純さん自作のポエム「部屋と縞パンと私」でした』
  
梓『いつでも部屋に澪ちゃんが来てもいいようにと常に綺麗な縞パンを用意して待っている女性』

梓『そんな切なさが表現されたとても素晴らしい作品でした』

梓『みなさま、もう一度鈴木純さんに盛大な拍手をお願いします』

  パチパチパチパチパチ……


79 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 05:01:24.58 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

梓『さて、ファンクラブ設立当時から今までの歴史を振り返ってまいりました』

梓『今まで澪ちゃんと共にあったこの楽しい時間もあと僅か……』

梓『最後はこの会を設立なされたこの方に締めていただきたいと思います』

梓『それでは、曽我部恵名誉会長、お願いいたします』

  パチパチパチパチパチ……

恵(秋山さん……、聞こえるかしらこの拍手の音……)

恵(あなたの魅力でこれだけの人が集まっているのよ)

恵(このみんなの気持ちが少しでもあなたに伝われば)

恵(そう願わずにはいられないわ……)


80 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 05:02:23.39 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

澪「クシュン!!」

男「大丈夫? 秋山さん」

澪「う、うん。ごめんなさい」

男「最近暖かくなったとはいえ、油断してると風邪ひいちゃうからね」

澪「そ、そうだね。気を付けなきゃ」

男「よかったら、僕の上着貸そうか?」

澪「あ、ありがとう。でも大丈夫」

男「そう? 寒かったらいつでも言ってね」

澪「うん」


81 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 05:03:33.69 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

唯「いやいや~。いい雰囲気ではありませんかっ!!」

紬「唯ちゃん声大きいわよ」

唯「ご、ごめんなさい」

律「……」

唯「も~、りっちゃんったら。また黙って」

紬「仕方ないわよ、今までずっと一緒だったんですもの」

唯「じゃあついてこなきゃよかったのに……」

律(澪……、あんまり楽しそうじゃないな……)

唯「ああっ! 男クンが澪ちゃんと手を繋ごうと……!?」

紬「きゃあ! ドキドキしちゃうわね」

唯「しかし寸前のところで躊躇!!」

紬「うふふ。初々しいわね~」

律(あれは澪が嫌がったんだよ……)


82 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 05:05:16.34 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

恵『────以上を持ちましてこの素晴らしき澪ちゃんファンクラブの
  解散の言葉とさせて頂きます』

 日本武道館は一万数千人の嗚咽で一杯となっていた……

恵『最後に……、みなさんは今まで秋山さんを愛してきました』

恵『しかし、これからはその愛をどうぞ自分へと向けてください』

恵『そして、愛されモテカワガールへと生まれ変わり明日からはチヤホヤされる側として
  どうぞ自分の人生を楽しむ道を突き進んでください』

恵『いつまでも悲しみの淵に沈んでいるのは秋山さんも望んではいないと思います』

恵『その事を、お忘れなきようお願いします』

 一瞬の静寂……
 そして

恵『私たちのふわふわ時間はこれにて終了といたしますっ!!!!!』

 こうして澪ちゃんファンクラブの歴史は終りを告げた……
 しかし、彼女たちの心の中では
 照れながら伏し目がちに歌う彼女の姿がいつまでも生き続けることだろう

 最後に秋山澪がどれほど彼女たちに影響を与えたか
 それを伺える数字をここで発表したいと思う
 本日の参加者の縞パン着用率 100%!!


96 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 11:52:36.08 ID:lqpfcR6r0
数日後 梓自室

梓「今まで日課だったブログ更新もしなくなってから時間もできたし
  ギターの練習に明け暮れようと思っていたのに……」

   ピリリリッ!!

梓「最近はあの人から毎日のように電話がかかってくる……」

梓「もしもし」

恵『もしもし……』

梓「あの……、気持ちはわかりますがもうファンクラブは解散しちゃったんですから
  澪先輩の近況を聞きに毎日電話かけてくるの止めてもらえませんか?」

恵『最近ね……、横断歩道すらも秋山さんに見えてきちゃって……』

梓「し、縞々だからですか?」

恵『そうね……、もう私の頭の中では縞々は秋山さんに変換されるようになっちゃったのかもね』

梓(こりゃ、重症だ……)

恵『だから闇サイトでよく効く睡眠薬を買ってね……』

梓「ちょっ!! だからバカな真似はよしてくださいって!!」


97 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 11:58:16.47 ID:lqpfcR6r0
恵『それ飲んだら良く眠れたわ。さすが薬事法をも無視した代物よ』

梓「あっ、それで自殺を図るって訳じゃないんですね……」

恵『当たり前じゃない、その辺の常識は持ち合わせてるわ』

梓「じゃあ、薬事法もキチンと守って下さい」

恵『だって、心療内科で貰った薬、ちっとも効かないんですもの……』

梓「通院していたんですか……」

恵『お医者様に秋山さんへの思いの丈をぶちまけてきたんだけどね
  今思い出してもあの医者の一瞬見せた軽蔑の眼差しは忘れられないわ』

梓「まぁ、カウンセリングしてくれる人もプロとはいえ人間ですからね」

恵『私……、これからどうすればいいのかしら……』

梓「ここは気分転換にバイトでも始めてみては?」

恵『バイト……?』

梓「はい、暇だから色々と考え込んじゃってダメになるんですよ」

梓「いっそ、労働に勤しめば気も紛れるかと……」


98 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 11:59:55.08 ID:lqpfcR6r0
恵『……そうね、それもありね』

梓「はい! 社会貢献にもなるし一石二鳥ですよ」

恵『バイトで貯めたお金で秋山さんに貢げば振り向いてもらえるかもしれないし!』

梓「ええっ!?」

恵『ありがとう中野さん。私、明日を生きる活力が出てきたわ!!』

梓「ち、ちょっと待ってください!!」

恵『こうしちゃいられない! 早速バイト探しに奔走するわ!!』

  ガチャッ  プーップーッ……

梓「……」






梓「ま、いっか」


99 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:03:59.58 ID:lqpfcR6r0
さらに数日後の放課後

梓(学校にいる限りは在校生の元ファンクラブ会員は澪先輩を遠くから見るという
  ファンクラブ本来の行為ができるから、普段となんら変りない)

梓(でも、学校外の元ファンクラブ会員はやっぱり曽我部先輩みたいになっちゃってるのかな?)

唯「あずにゃんどうしたの? ボーっとして」

梓「いえ、私って恵まれてるな~と思って」

唯「だよね! こんな美味しいお菓子が毎日のように食べられるんだもん
  本当にムギちゃんには感謝だよ」

梓「はい、ありがとうございますムギ先輩」

紬「いいのよ、みんなの喜ぶ顔で充分お返ししてもらってるんだから」

梓(あれから曽我部先輩からも電話はかかってきてないし)

梓(きっとそれぞれ自分の道を歩みだしているんだろうな)


100 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:09:18.36 ID:lqpfcR6r0
澪「あの……、ごめん今日も私早く帰らないと……」

律「またぁ~……」

唯「ラヴラヴだね~♪」

澪「う、うん……。相手がどうしてもって言うから……」

律「バンドの練習はどうするんだよ~」

紬「私たちがとやかく言う事じゃないかもしれないけど、こう毎日じゃあ……」

澪「わかってる。今日はちょっと彼と相談してみるよ」

唯「彼。だって~♪ きゃ~」

澪「も、もう……////」

梓(澪先輩もこうやって新しい自分を手に入れようとしてる)

梓(人は変わっていくものなんですね……)


102 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:18:12.45 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

澪「ごめん、待った?」

男「いや、大丈夫だよ。待つのも恋の内ってね」

澪「もう////」

男「じゃあ、行こうか」サッ

澪「あっ……」

男「……そっか、まだ手を繋ぐのは恥ずかしい?」

澪「う、うん、ごめんね」

男「いや、いいんだよ。澪ちゃんのペースでやって行けば」

澪「あ、ありがとう」

男「どういたしまして」ニコッ

澪(やっぱり、優しいな/// 本当だったら『僕のこと信用してないの?』
  って言われても文句は言えない振る舞いをこっちはしてるのに……)

澪(もうちょっと、男クンの事信用してもいい、かな)

澪「ねぇ、今日はどこ行くの?」


106 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:31:37.42 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

澪「送ってくれてありがとう」

男「いいって。それで明日なんだけど……」

澪「う、うん……。カラオケだよね」

男「いい?」

澪(カラオケは部屋に2人っきりになっちゃうから、ずっと断ってた)

澪(でも男クンだったら、大丈夫……だよね)

澪「い、いいよ」

男「ホント!? よかった」


107 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:33:23.77 ID:lqpfcR6r0
男「僕、澪ちゃんがバンドでボーカルやってるって聞いて一度その歌声を聴いてみたかったんだ」

男「それに、明日も澪ちゃんに会えると思うとすごく楽しい気分になるよ」

澪(軽音部のみんなとの時間も必要だからって言わなきゃ……)

澪(で、でも……、そんなこと言って男クンが嫌な気分にならないかな……)

男「どうしたの?」

澪「な、なんでもないよ」

男「そう? じゃあ明日も楽しみにしてるよ」

男「学校が終わったら商店街のアーケード前で」

澪「うん。わかった」

男「オヤスミ」

澪「おやすみなさい」

澪(軽音部のみんなもわかってくれるよ、ね)


108 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:46:44.02 ID:lqpfcR6r0
翌日 放課後

澪「ご、ごめん。また今日もなんだ……」

唯「今日はどこ行くの?」

澪「カラオケに……」

律「おいおい……、昨日話したんじゃなかったのか?」

澪「言えなくってさ……」

律「ったく、ど~すんだよ軽音部!」

澪「今日こそはなんとか相談してみるよ」

律「そんな事言って、どうせまた明日も行っちゃうんだろ」

唯「り、りっちゃん」

律「だいたい、お前らのデート見てても澪全然楽しそうにしてね~じゃね~かよ」

律「何やるにも澪はただ男につていってるだけだし、いまだに手さえ握れてないしさ」

澪「……なんで知ってるんだ?」

律「あ、しまっ……!!」


109 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:51:43.50 ID:lqpfcR6r0
澪「もしかして……、いつもついてきてたのか?」

紬「あ、あのね澪ちゃん」

澪「最ッ低……」

梓「澪先輩、これもみなさん先輩のことを心配に思って……」

澪「誰もそんなこと頼んでないっ!!」

唯「あ、あぅ……」

梓(澪先輩は今、激しく心を痛めている……)

梓(曽我部先輩、やはりあなたの考えは正しかった……)

梓(他人のデートを覗き見するなんて、やってはいけない行為です)

梓(もし、この軽音部に曽我部先輩のような澪先輩の幸せのみを願う精神があれば)

梓(きっとこんな事にはならなかったでしょう)

梓「……」

梓(醜態も色々と晒してくれましたが……)

梓(ファンクラブ規則第一条3項、間違いではなかったっ!!)


110 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:55:00.71 ID:lqpfcR6r0
澪「人のデート覗いてさぞかし楽しかったでしょ~ね!」

唯「ご、ごめんね澪ちゃ────」

律「ああ!楽しかったね!! でも澪は男といたっていっつも俯いてばかりじゃね~か!!」

律「嫌だったら、無理して付き合うなよ!!」

紬「りっちゃん!?」

澪「誰も嫌だって言ってないだろ!!」

律「はっ!どうだか! じゃあ、あいつの好きなとこ言ってみろよ!!」

澪「男クンは私に優しくしてくれるんだ!!」

律「優しい男なんてもんがこの世で一番信用ならないんだよっ!!」

澪「付き合ったこともない恋愛初心者が意気がって、バッカみたい!!」

律「な、なんだと~!!」

澪「なによっ!!」

唯「ちょっと……、2人とも落ち着いて」

紬「お、美味しいケーキあるわよ。みんなで食べましょ?」

梓「ネコ耳……、ネコ耳はどこいったっけ……」オロオロ……


111 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 12:58:38.77 ID:lqpfcR6r0
澪「ふんっ! どうせ律を差し置いて私が先に付き合うことになったからって
  悔しくってヤキモチ焼いてるんでしょ?」

律「────ッ!!」

紬「澪ちゃん、それは酷いわっ!!」

唯「確かについていったのは謝るよ、興味本位だったことも認める」

唯「でも、澪ちゃんを心配していた気持ちも本当だよ!!」

唯「だから……、そんなこと言わないで」エッグ…エッグ…

澪「……」

律「もういいよ……、行けよ」

澪「言われなくたって……、行くわよ……」

  ガチャ  バタン

紬「りっちゃん! 本当にいいの?」

律「いいんだよ。好きにやらせとけ」

律(もう澪は私の月じゃなくなったんだから……)

唯「りっちゃん……」

梓(軽音部史上、最大のピンチではないでしょうか!?)


113 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:03:52.30 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

男「はぁ~~……、やっとカラオケ行くまで心を開いてくれたか」

男「ったく、手間かけさせんじゃね~っての」

   ピリリリッ!!

男「誰だ? なんだDQN夫か」

   ピッ

DQN夫『もしもし?』

男「なんだよ?」

DQN夫『お前まだアイツ落とせないのか?』

男「うるせ~よ、今日やっとカラオケに連れ込める手はずだよ」

DQN夫『おおっ! やっとか。お前にしちゃ~長かったな~』

男「あいつ相当奥手でよ~。いまだに手ぇ握るのも嫌がってるんだぜ?」

DQN夫『いいじゃん、そんな子をいただいちゃうのがおいしいんじゃね~かwww』


115 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:05:40.22 ID:lqpfcR6r0
男「まぁ、だから狙ってたんだけどな。カラオケさえも
  『私、男の人と個室に入るのは……』って今まで拒みやがったんだぜ?」

DQN夫『かぁ~~っ、いいねいいねwww逆に最高じゃね~か』

男「ホントに骨が折れたわ。ヤリたい気持ちを押し殺すのに苦労した」

DQN夫『あのおっぱいでお預け喰らっちゃたまんね~なwww』

男「おかげで素でも本当に優等生になっちまうんじゃね~かと思ったし」

DQN夫『ありえね~よwwwお前中卒じゃんwwww』

男「バッカ、今俺は明日の日本を背負って立つ超名門大学の生徒なんだよ」

DQN夫『お前の才能もっと違うところで活かせよwwww』

男「充分活かせてるじゃね~かよ。善人のふりして最後はやっちまって
  それを撮ってたんまりと稼いでるんだからよ」

DQN夫『それもそうかwww』

男「まぁ、待ってろよ。いつものように俺の後でよけりゃお前にもヤラせてやるからさ」

DQN夫『あざーっスwwww』


117 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:10:11.76 ID:lqpfcR6r0
カラオケ店

恵「いらっしゃいませ~。機種のご指定はありますか?」

恵「では、105号室になります。ごゆっくりどうぞ~」

恵「ふぅ~っ……」

恵「やっぱり働くっていいものね。なんといっても国民の義務なんですもの!」

女店員「曽我部さんも慣れてきたわね。入ってきた当時はこれ以上無いくらい暗い人だって思ってたけど」

恵「ええ、実は私気になってた人がいたんだけど、その人が別の人と付き合いだして自暴自棄になってたの」

女店員「わかるわ、その気持……」

恵「でも、後輩にバイトでもして気を紛らわしたらってアドバイス貰ってね」

恵「それでこのカラオケ店で働き出したの」

女店員「そうだったの……、辛かったわね」

恵「もう吹っ切れちゃったけどね」

女店員「そうだ! 曽我部さんこのあと暇? そろそろバイト上がるでしょ?」

恵「うん、意外と大学生って暇なのよね
  今日だって午前で講義終わって昼前からバイトに入ってたし」


119 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:12:26.34 ID:lqpfcR6r0
女店員「私もなんだ。だからこの後女同士で熱く語り合わない?」

恵「いいわね~」

女店員「じゃあ決まりね♪」

 prrrrrrrrr……

女店員「あっ、注文かな? ちょっとカウンターお願いね」

恵「うん」

女店員「もしもし、ドリンクのご注文ですか? はい、はい────」

恵(大丈夫、秋山さん無しでも充分やっていけてる)

恵(辛かったけど、やっと良い思い出になってくれたのかな)

恵(さようなら……、秋山さん……)

澪「────え~っ、そんなに上手くないって」

恵「いらっしゃいま……!?」


120 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:15:53.32 ID:lqpfcR6r0
恵(あ、秋山さん!? やだ! やっぱり私まだ幻を!?)

恵「……」

恵(ちょっと待って……、このカラオケ店は私も高校時代よく利用していた)

恵(だから秋山さんが来たって不思議じゃないわ……)

恵(ああっ!! なんでこんな簡単なことさえ気づかなかったのかしらっ!!)

恵(最初っから、秋山さんが来そうな所でバイトしてれば会えたのよ!!)

恵(秋山さんに会いたいからバイトするんじゃなくて
  たまたま私がバイトしているところに秋山さんが訪ねてくるんだもの)

恵(これだったら何も後ろめたいことなんてないわっ!!)

恵(そうと決まれば、この辺りの喫茶店や楽器店でもバイトを始めないと)

澪「だから、そんなに上手くないってば」

恵(ああ……、秋山さんが私に近づいてくる……。
  これは普段秋山さんを愛する努力を惜しまなかった私に神様が与えてくださったプレゼントだわ……
  ありがとう神様)

男「でも、澪ちゃんってボーカルでしょ? 絶対上手いって」

恵「神は死んだっ!!」

澪「ビクッ!?」


121 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:18:54.97 ID:lqpfcR6r0
澪「そ、曽我部……先輩?」

恵(!? 秋山さん、私の名前、覚えていてくれてたの!?)

恵「お、おひおひ、お久しぶりね。秋山しゃん」

恵(お、落ち着け私っ!!)

男「知り合い?」

澪「うん。桜高の卒業生で生徒会長さんだったからお世話になってたの」

恵(私も、秋山さんには色々とお世話になっているわ……。色々と、ね)

男「そうなんだ。初めまして、秋山さんとお付き合いさせて頂いてる男です」

恵「ギロッ!!」

男(な、なんだこの女。おっかね~な……)

澪「ここでバイトなさってるんですね」

恵「え、ええ。そうなのよ」

澪「がんばってくださいね」ニコッ

恵「もう死んでもいいっ!!」

澪「ビクッ!!」


122 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:22:21.85 ID:lqpfcR6r0
男「230号室、空いてますか?」

恵「……はいはい」

男(こいつ、なんでこんなに適当なんだよ……)

恵「ごゆっくり~……」

男「じゃあ、行こうか」

澪「うん。曽我部先輩、それじゃあ……」

恵「は、はひっ」

恵(ああっ!! 行かないで、秋山さんっ!! 男と2人で個室に入るなんてっ!!)

恵(こ、こうなったらいかなる手段を用いてでもあらゆる妨害を!!)

恵「……」

恵(……いえ、秋山さんの幸せを願うって心に誓ったじゃない)

恵(私の感情と秋山さんの気持ち。優先すべきはどっちかなんて明白だわ……)

恵(2人に……、幸あれ……)ホロリ…


123 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:27:16.42 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

男「ねぇ? 澪ちゃんのバンドの歌、聴きたいな~」

澪「えっ!? そんな……、カラオケに入ってる訳ないし……」

男「それもそっか」

澪「も、もう……」

男「じゃあ何歌うの?」ピトッ

澪「ね、ねぇ。ちょっとくっつき過ぎじゃないかな?」

男「そう?」

澪「う、うん」

 コンコン  ガチャ

恵「ご注文のドリンクお届けにまいりま……!?」

澪「!?」

恵(あ、あ、あ、あんなにくっついて……!?)

男「どうも~、その辺に置いといて」

恵「し、失礼しましたっ!!」


124 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:29:29.17 ID:lqpfcR6r0
澪「カァ~ッ////」

男「あ、やっぱり他人に見られたら恥ずかしいよね。ごめん……」サッ

澪「あっ……」

澪(傷つけちゃったかな……。これくらい……付き合ってたら普通だよね……)

男「じゃあ歌おっか! 父さんGReeeeN入れちゃうぞ!!」

澪「わ、わ~聴きた~い」

澪(あんな振る舞いしたのに……、逆に気を遣ってくれてるのかな)

澪(律はああ言ってたけど、やっぱり優しいと安心できる)

澪「……」

澪(律、怒ってるかな……。当たり前だよね、私酷いこと言っちゃったし)

澪(今日こそは、ちゃんと男クンに言おう。部活の時間も考えてって)


125 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:34:42.84 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

澪「だけどそれが一番難しいのよ♪ 話のきっかけとかど~しよ♪」

男「いいぞ~澪ちゃ~ん♪」

男(おいおいなんだよこれwwww バンドの曲アカペラで歌ってくれって頼んだけど
  まさかここまで破壊力があるとはwwwwww ダメだwwまだ笑うな俺wwwww)

澪「あ~も~いいや、寝ちゃお~寝ちゃお~寝ちゃお~!!」

男(ワロスwwwwwwww ってか本当に寝ちゃうんだけどな、もうすぐwwww)

澪「ふぅ~~っ……。どう、だった?」

男「へっ? あ、ああ。個性的な歌詞でとっても良かったと思うよ」

澪「あ、ありがとう////」

男(ねーよwwwwwwww)

男「ほらほら、喉渇いたでしょ? また新しいの頼んどいたから。コレ飲んで」

澪「う、うん」ゴクッゴクッ……

男「……」ニヤッ


126 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 13:46:05.97 ID:1dG5scw7O
こんなー世の中もう何も信じられなーい


127 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:03:42.27 ID:lqpfcR6r0
澪(普段は一緒にいるときもなに喋っていいかわからなくなってアップアップになるけど)

澪(カラオケって歌ってればいいから楽かも)

男「じゃあ、次なに歌おうか?」ピトッ

澪「あ、あの……。さすがに腰に手回すのは止めてくれないかな……?」

男「誰も見てないよ」

澪「でも、カラオケって部屋に監視カメラ付いてるんじゃ……」

男「ああ~、心配いらないよ。特別にこの部屋だけ付いてないんだ」

澪「え?」

男「ここで働いてるやつと俺友達でさ~。この部屋だけ映らないようにしてもらってるの」

澪「な、なんで?」

男「なんでって? そりゃあ楽しいことするためでしょ?」

澪「た、楽しいことって……?」

男「こんなことかな~」ガバッ

澪「!?」


128 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:07:29.24 ID:lqpfcR6r0
澪「嫌っ!! 離して!!」

男「ああ、ダメダメ。ここはカラオケなんだから大声出したって外に聞こえやしないよ」

男「でも、大人しくしてくれたらそんなに乱暴なことはしないから」

男「撮影はしちゃうけどwwwww」

澪「そ、そんなことバレたら大学退学になっちゃうよ!!」

男「ご心配なく。だって俺大学行ってないも~ん」

澪「え!? だってK大って……!!」

男「そう言えば大概の女ってついてくんだよね~、ほんとバカだよ」

男「しかも俺って結構イケメンでしょ? 落とした女は数知れず」

澪「け、警察に……!!」

男「そんなことしちゃったら俺と澪ちゃんのいかがわしい行為がネットを通じて全世界に広まっちゃうよ」

男「もっとも澪ちゃんしか映ってないだろうけどね~wwww」

澪「!?」


129 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:11:07.93 ID:lqpfcR6r0
男「それに、黙ってくれたら少しぐらいは分け前あげるよ
  今までの女もこれで結構OKしてくれるやつ多かったんだよね~。殆ど脅しだけどwww」

男「だから、何も澪ちゃん一人が悲劇のヒロインって訳じゃないから安心してね」

男「せめて目線くらいは入れてやっからさwww アソコにモザイクはかけないけどwwww」

澪「た、助けて……」ポロポロ……

男「あらあら、泣いちゃった。ところでそろそろ眠たくなってこない?」

男「さっき澪ちゃんが飲んだ飲み物の中に薬入れたんだけど」

澪「!?」

男「俺の仲間で澪ちゃんとヤリたいってやつが何人かいてね
  とりあえず俺らのたまり場まで連れて行くのに大人しくしてもらうためにさ」

男「でも、俺はもう我慢できないんだよね。声聞いた方が興奮するタイプだし」

男「だから、眠たくなっちゃう前にまずは俺としようね♪」

澪「嫌……、やめて……」

男「ああ~……。そんな潤んだ目で哀願されたら余計に興奮しちゃうよwwww」

澪(助けて……。助けて律っ!!)


130 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:17:34.11 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

  ヴ~ッ…ヴ~ッ…

律「ん? メール……。澪からだ……」

唯「き、きっとさっきはごめんってメールだよ」

紬「そ、そうね。だったらりっちゃんも仲直りのメール返さなきゃ」

梓「そうです! 喧嘩両成敗ですよ!!」

律「ったく、仕方ないな。許してやっか♪」

唯(なんだかんだ言ってりっちゃんも待ってたんだろうな)

紬(やっぱり幼馴染はこうでなきゃ)

律「って……なんだこれ? 数字ばっかし」

唯「どれどれ? 1万6千816? お金? 謝罪と賠償ニダッ!!って事かな?」

紬「二行目はもっと桁が大きくなってるわ。735353199216892198」

梓「これだけ払えって事ですかね? 天文学的数字ですね」

律「ふ、ふ、ふ、ふざけんなっ!!」


131 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:19:00.70 ID:lqpfcR6r0
律「あいつがその気なら、私だってもっと高い金額を請求してやる!!」

唯「やめなよ~りっちゃん。澪ちゃんなりの冗談だよ、きっと」

律「ケンカしてるんだから冗談は通じません!!」

梓(子供だな~)

律(……でも今まで何回もケンカしてきたけど、その都度お互いの最初の一言は真面目なものだった)

律(それに、澪がこんな子供じみたことするとも考えられない……)

律(何か……、意味があるんじゃ……)

律「……」

紬「りっちゃん?」

律(待てよ……。よくよく見てみたら数字と数字の間にスペースがある)

律「……」

律「もしかして……!?」

唯「何かわかったの?」

律「誰か元素の周期表持ってない?」


132 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:23:24.33 ID:1l7u+4/fO
これは良い伏線の張り方


133 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:25:11.47 ID:lqpfcR6r0
梓「化学の教科書なら」

律「サンキュー。おっ、最後のページに付いてんじゃん」

律「どれどれ?」

紬「あ、そっか。元素記号でメッセージを送ったって訳ね」

律「たぶんそうだと思う。まったく澪は照れ屋さんなんだから~」

梓「でも、なんでそんな回りくどいことを……」

唯「きっと彼にバレないようにだよ
  澪ちゃんからりっちゃんへ愛のメッセージが込められているんだよ~」

梓「は、はぁ……、そうですか」

唯「私もあずにゃんに愛のメッセージ送ったことあるけど、憂に携帯確認されて怒られたんだ~
  『お姉ちゃん! 女の子同士でだなんて許しません!!』って」

梓「確かに何度か気持ち悪いメールを貰ったことありましたが……」

紬「女の子同士の何がいけないのかしら?」

梓「いや、ツッコミどころはそこじゃなくって
  憂が唯先輩の携帯をいちいち確認しているってとこじゃないかと」

唯「だから、澪ちゃんも彼に携帯を見られても言い逃れできるように暗号で送ったんだよ」

梓「余計に怪しまれませんか?」


134 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:27:08.12 ID:lqpfcR6r0
律「もう、お前らうるさいぞ。えっと『16 8 16』で区切られてるから……」

律「……硫黄のS、酸素のOで、もひとつSっと」

紬「あれっ? それって……」

唯「SOS……」

梓「助けてってこと……、ですかね?」

   「・・・・・」

律「澪っ!!!!」ダッ!!

唯「ああっ! りっちゃん!?」

紬「お、追いかけましょ!!」

梓「は、はいっ!!」








律(澪、澪、、、、、澪ッ!!)


136 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:35:09.46 ID:lqpfcR6r0
カラオケ店

律「ハァ、ハァ……。あ、あのっ!!」

「いらっしゃいませ」

律「秋山澪か男って名前で部屋とってませんか? 友達なんです」

「お待ちください……、はい男様のお名前で230号室に」

律「澪っ!! 待ってろよ!!」

「ああっ! お客様!?」

唯「ハァハァ……、りっちゃん早いよ……」

紬「店員さん! 今からこの店私たちの貸切にしてください!!」

「えっ!? しかしまだ他のお客様が……」

紬「いくら欲しいのかしら?」バサッ!!

梓「束っ!?」

「よ、よろこんでっ!!」


138 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:36:38.23 ID:lqpfcR6r0
230号室

律「澪っ!!」バン!!

律「……!?」

律「そ、そんな……!!」

唯「りっちゃんどうしたの!?」

紬「澪ちゃんは無事?」

梓「!? これは……酷い……」

律「お、男が……」






男「……」





律「死んでる……」


141 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:39:33.89 ID:1dG5scw7O
なにこれこわい


142 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:45:44.77 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

紬「お店の人に警察を呼んでもらったわ……」

唯「いったいどういう事なのかな……」

梓「部屋に男さんの死体だけで、澪先輩は姿も形もない……」

律「澪……、変な事件に巻き込まれたんじゃ……」

紬「そう言えば! 澪ちゃんからのメール、続きあったんじゃない?」

律「そ、そうだ!? きっとそれも暗号に……!!」

梓「一応、化学の教科書持ってきてます!!」

律「でかした梓!!」

  カチャッ

梓(ん?何か踏んだ……?)

梓(こ、これはっ!? 澪ちゃんファンクラブの会員カード!? なんでこんなところに?)

梓(しかも会員No.0001 すなわち曽我部名誉会長のだ!!)

梓(い、嫌な予感しかしない……)


144 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 14:55:31.99 ID:1l7u+4/fO
超展開


147 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:11:45.57 ID:lqpfcR6r0
律「え~っと、さっきのメールは……」

律「73 53 53 19 92 16 8 92 19 8」

紬「当てはめていくと……、Ta I I K U S O U K O」

唯「たいいくそうこ?」

梓「!?」

梓(以前、夕暮れの体育倉庫に二人っきりで閉じ込められてみたかったって言ってた)

梓(決まりだ!!)

梓「行きましょう!! 色々と手遅れになる前に!!」

唯「でもどこの体育倉庫かわかんないよ」

梓「桜高です! 間違いありません!!」

律「あ、梓がそこまで言うなら」

梓(曽我部先輩、早まらないでくださいっ!!)


151 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:19:41.51 ID:lqpfcR6r0
────────────
────────
────

時は遡り律たちがカラオケ店へやってくる2時間程前────


男「ほらほら、抵抗しないとやられちゃうよ?」

澪「やめてっ!!」

男「そうそう暴れろ暴れろ。汗が滲んできたほうが色っぽく映るからさ♪」

澪「嫌っ!!」

男「ああ~、まだ挿入もしてね~のになんか気持ちよく……、あれっ?」

男「おかしいな……、なんで俺が眠……た……」

男「zzzzzzzz……」

澪「た、助か……た……」

澪「zzzzzzzz……」


153 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:21:42.74 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

恵「ふふふっ、さっきは2人の幸せを願うってカッコつけちゃったけど……」

恵「私の秋山さんにあんなにもくっつくなんてやっぱり許せない!!」

恵「2度目のドリンク注文の時に、裏サイトで仕入れたこの睡眠薬をたっぷりと入れたから」

恵「フリータイム時間終了まではグッスリのはず」

恵「何も出来ずにお客さんもうお時間ですよ~。本日のデートの終点で~す。ザマーミロwwww」

女店員「曽我部さん、次の勤務の人来たからそろそろ上がりね」

恵「う、うん」

女店員「私、最後にトイレチェックしてくるから」

恵「わ、わかった」

女店員「また後でね」

恵「……」

恵「私も一応さっきの部屋チェックしてくるか……」

恵「そろそろ薬も効いてきた頃でしょ」


154 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:24:58.83 ID:lqpfcR6r0
230号室

  ガチャ

恵「!?」

恵「お、男が秋山さんに覆いかぶさってる!?」

恵「しかも、着衣に乱れがっ!!」

恵「秋山さん……、目から涙……? まさか無理やり!?」

恵「……」ゴゴゴゴゴゴ……!!

恵「あ~も~いいや! 殺っちゃおう♪殺っちゃおう♪殺っちゃおう♪」

恵の頭の中の天使と悪魔(ちなみにイメージモデルは澪)『そう、殺っちゃお~う♪\(^o^)/』

  ガシッ! ボカッ!

 男は死んだ……


159 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:28:35.42 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

恵「はぁ、はぁ……」

恵「や、殺っちゃった……」

恵「とりあえずこんな部屋に秋山さんを置いておけない……!!」

恵「よいしょ、よいしょ……」

 ・ ・ ・ ・ ・

女店員「あ、曽我部さんもう上がりの時間……って!?」

女店員「ど、どうしたの!? その子?」

恵「わ、私の高校の後輩でなんか独りでカラオケに来ててね」

恵「でもずっと徹夜続きだって言ってたから心配して部屋見に行ったら案の定寝てて」

恵「このまま置いてくのも可哀想だから、この子連れて帰るわ」

恵「悪いけど電話でタクシー呼んでくれない? それとさっきの約束はまた今度ね」

女店員「え、ええいいわよ。話はいつでも出来るしね」

恵「ありがとう、本当にごめんね」

女店員「うふふっ。気にしないで。いい先輩さんね」


161 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:30:59.05 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

恵「よいしょ、っと」

澪「zzzzzzz……」

運ちゃん「どちらまで?」

恵「さ、桜ヶ丘高校までお願いします」

  ブロロロロロロ……

恵(も、もうここまできたら引き下がれないわ……)

恵(行けるとこまで行ってやるんだから……)

恵(手始めに夕暮れの体育倉庫で……)

恵「ぐ、ぐふふふふふ////」

運ちゃん(なんか変な客乗せちゃったな~……)


162 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:35:28.99 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

澪「う、う~ん……」

恵「気付いたかしら……?」

澪「曽我部……先輩?」

澪「ここは……?」

澪「!? そうだ! 私、あの男に騙されて!!」

恵「安心して秋山さん、もうあいつはこの世にいないわ」

澪「へっ?」

恵「これからはずっと私があなたを守ってあげる」

恵「あなたをずっとそばで見ててあげる」

澪「何を言って……」

澪「って、なんで私、後ろ手で縛られてるんですか!?」

恵「……」

澪「それにここは学校の体育倉庫!?」


164 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:39:45.78 ID:lqpfcR6r0
恵「そうよ、私の夢だったの。ついに二人っきりね……」

澪「お願いです、今すぐ解放してください」

恵「わ、私は秋山さんを助けてあげたのよ?」

澪「それは……、ありがとうございます。でも、なんで私は縛られているんですか?」

恵「だって……」

澪「私をどうするつもりなんですか?」

恵「ど、どうもしないわ。ずっと一緒にいるの」

澪(埒があかない……か)

澪「……」カチ、カチ

恵「なにうしろでコソコソしてるの!?」

澪「!?」

恵「見せなさいっ!!」

澪「くっ……!!」

恵「携帯? メール? 送信済み……。相手は……田井中律、確か幼馴染の……」


165 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:41:01.47 ID:+LkuaVIaP
会長本当に一緒にいるだけかよww


166 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:42:39.27 ID:lqpfcR6r0
恵「ふふふっ。でも上手く打てなかったようね」

恵「ほら、全部数字になっちゃってるわよ」

恵「これじゃあ、イタズラだと思って助けなんて来ないわね」

澪「……」

恵「無理もないわ、だってあなたさっきからずっと震えてるんですもの」

恵「寒いの? だったら、私が暖めてあげるわ。体温で」

恵「お願いだから、ちょっとの間だけ抱きしめさせてちょうだい」

恵「あんな男のような酷いことはしないから……」

澪「……」

恵「秋山さん……。私あなたのために犯罪者になっちゃった……」

恵「だけど、全然後悔なんてしてないわ……」

恵「だってあなたを手に入れる事ができたんですもの」

恵「う、うふふふふふふふへへへへへへひひひひひひ!!」

澪(く、狂ってる……!!)

澪(お願いだ……、律! 気付いてくれ!!)


167 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:47:12.09 ID:lqpfcR6r0
────
────────
────────────

律「さわちゃ~ん!!」

さわ子「こらっ、職員室ではそんな大声出さないの」

唯「さわちゃん! 今はそんなこと言ってる場合じゃないの!!」

さわ子「なに? どういう事? それにあなた達息も上がって汗だくじゃない……
    はっは~ん。さてはライブの体力付けるために走ってたのね?」

さわ子「えらいわ~。やっぱり顧問がしっかりしてると自主性も育つのねっ!!」

梓「自主性は育ちまくりです。なんせ超放任主義の顧問なもんで」

紬「さわ子先生! 体育倉庫の鍵ありますか?」

さわ子「体育倉庫の鍵? まだ運動が足らないの?」

律「いいから教えて!」

さわ子「な、何よ……。鍵の類だったらあっちに纏めて吊り下がってるわよ」

律「よし!」


168 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:50:01.31 ID:lqpfcR6r0
律「え~っと……」

唯「りっちゃん、あった?」

律「……ない」

教師「ああ、体育倉庫の鍵ならちょっと前に曽我部が来て持っていったぞ」

教師「なんでも、倉庫に大事な忘れ物があるらしくってな」

教師「生徒会長でしっかり者だったけど、結構おっちょこちょいなとこもあるんだな~」

梓「やっぱり!!」

唯「あずにゃん!?」

梓「急ぎましょう!!」

紬「梓ちゃん、やっぱりってどういう……?」

梓「後で説明します!!」

梓「とにかく今は急いで体育倉庫へ!!」

律「お、おうっ!!」


169 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 15:57:55.86 ID:1l7u+4/fO
どうなるどうなる


170 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:06:05.60 ID:lqpfcR6r0
 ・ ・ ・ ・ ・

澪(もう、どれくらいの時間抱きつかれてるだろう……)

澪(本当に、これ以上は何もしてこないんだな……)

澪(でも……、結局律も助けにきてくれない……)

澪(メールの意味、わかってくれなかったのかな……)

恵「あ、秋山さん」

澪「ひ、ひゃい!!」

恵「あ、暖まったかしら?」

澪「あ、は、はい。もう充分……」

恵「そう……、よかった……」

澪(本当に暖めようとしてくれてたんだ……。私の事を心配して……
  やり方は極端だけど、実は良い人なんじゃ……)

恵「じゃあ、お願い聞いてくれない?」

澪「私にできる事なら……」

恵「パンツ見せて」

澪(前言撤回)


171 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:07:25.33 ID:1dG5scw7O
恵会長おおおおぉ!!


174 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:12:59.53 ID:lqpfcR6r0
澪「い、嫌です」

恵「いいじゃない! 減るもんじゃないんだから」

澪「そういう問題じゃありません!」

恵「チラッとでいいから、チラッと。ほら暖簾から店主が『まいど!』ってするみたいに」

澪「変な例えしないでください!!」

恵「じゃあ居酒屋で客が『やってる?』って感じでもいいわ!!」

澪「一緒です!!」

恵「そんな殺生なっ!!」

澪(やっぱり変態だっ!!)

律「みお~~~~!!」

澪「律っ!!」

律「ここを開けろ~!!」ドンドン!!

恵「無駄よ! 内側からつっかえ棒で扉を開かなくしてるんだから!!」

律「くっそ~!!」

澪「律!! 私は無事だから!!」


175 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:20:15.22 ID:lqpfcR6r0
律「本当か!? 男になんにもされてないか!?」

澪「うん! だって今一緒にいるのは……」

梓「曽我部先輩! 出てきて下さい!!」

恵「中野さん……!!」

梓「澪ちゃんファンクラブ名誉会長ともあろう者がこの狼藉……
  澪先輩の幸せを願って解散した同志になんと言い訳をするつもりですかっ!!」

恵「────ッ!!」

唯「あずにゃん何言ってるの!?」

紬「澪ちゃんのファンクラブが解散!?」

梓「はい……。ファンクラブの規則にもし澪先輩が特定の人とのお付き合いを始めた場合
  解散すべし、という絶対不変な規則があるんです」

律「そうだったのか……」

梓「これは真に澪先輩の幸せを願うファンクラブの精神そのもの。神聖な規則なのです」

梓「それを名誉会長とまで呼ばれた者が破ってしまう……」

梓「あなたはミオリストの風上にも置けませんっ!!」

恵「!?」


178 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:24:53.19 ID:lqpfcR6r0
  ガラガラ……

唯「あ、開いた……!!」

律「澪っ!!」

恵「動かないで……」

  「!?」

恵「それ以上近づかないでね……」

律「な、何を……、するつもりなんだ」

恵「それ以上近づいたら……、秋山さんのブラのホックを外すわ!!」

律「べ、別にそれくら……」

梓「なんてことをっ!!」

紬「梓ちゃん?」

梓「澪先輩はフロントホックを常用しているというのは調査済みです」

唯「そうなの?」

澪「……な、なんで知ってるの?」

梓(元特別情報員の役職は伊達じゃないっ!!)


180 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:31:36.49 ID:lqpfcR6r0
恵「そう、フロントホックだから外すとブラが弾けるようにして胸があらわになる」

恵「しかも、秋山さんはなかなかの巨乳、若さも相まって弾力があるから尚更」

梓「そして、さらに背中やお腹の肉を持ってきてブラ内部に収めているのでその反発力も加わるっ!!」

澪「ち、ちょっと!!」

律「どうでもいいじゃねぇかよ……」

恵「さぁ、まずはブラウスのボタンを外しましょうね……」ポチポチ

澪「ひっ!!」

紬「ごくり……」

恵「これで後はホックを外すとダイナマイトが爆発するわ」

唯「これは、澪ちゃんじゃなくても恥ずかしいよ!!」

律「や、やめてやってくれ……」

梓「曽我部先輩っ!! そんなことしたらあなただってただじゃ済みませんよ!!」


183 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:34:53.15 ID:lqpfcR6r0
恵「そうね……、もしこのホックを外したら私もきっと危ないわ……」

澪「それってどういう……」

恵「秋山さんの生乳なんて見ちゃったらその瞬間きっとショックで幸せと共に天に召されるわ!!」

澪「……」

恵「そして、中野さん。もちろんあなたもね」

梓「……」

唯「あずにゃん!?」

恵「そうでしょ? 澪ちゃんファンクラブ会員No.100 中野梓元副会長」


184 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:36:34.78 ID:lqpfcR6r0
澪「!? 梓……お前……」

唯「あずにゃん、副会長さんだったの!?」

律「だからあんなに詳しかったんだな……」

梓「はい……、私の死因はおそらく出血性ショック死ということになると思います……」

梓「澪先輩……、今まで黙っていてすみませんでした……」

澪「梓……」

紬「多分、私もそんなの見ちゃったら無事ではいられないかも……」

律「変態が増えた……」


185 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:41:50.87 ID:lqpfcR6r0
恵「中野さん、私は前からあなたのことが羨ましくってたまらなかった」

恵「幾度となく、私は秋山さんと一緒に部活をしたりする妄想を繰り返してきた」

恵「でも、もう妄想じゃ我慢できなくなったのよ!!」

梓「お気持ちはお察しします……、でも澪先輩は遠くで想い愛でるものだと
  教えを説いてきたのはあなたなんですよ!!」

恵「もう、いいのよ。そんなの……」

恵「この手で人を殺めてしまったの。だから、せめて最期くらい好きにさせて!!」

梓「私を憎んでいるんですね」

恵「ええ、そうよ……。 だからせめてあなたも道連れにっ!!」

梓「無駄です……。澪先輩の生乳ならすでに夏合宿のお風呂のときに経験済みです」

梓「だから、あなたの目的は少なくとも1つは達成することができません」

恵「それはどうかしら……」

恵「お風呂では裸になるのが常識よ。だから常識の範囲で収まっている」

恵「でも、野外でポロリ、なんてことになったら……。あなたに耐えることができて?」

梓「!?」

澪「もうやだ……」


186 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:45:41.22 ID:lqpfcR6r0
恵「それはまるで冬にコタツで食べるアイスのように、きっとまた一味違った趣があるものよ」

唯「わかるわかる、すご~くわかるよ!! おコタでアイスいいよねっ!!」ウンウン

梓「た、確かに……、野外でおっぱいの破壊力は計り知れない……!!」

紬「でも、おっぱいはどこで見てもおっぱいだわ!! 梓ちゃん惑わされないで」

律「なに言ってんだよお前ら……」

恵「じゃあ、試してみる?」スッ

澪「ひ~~~っ、やめてくれ~~……」

梓「澪先輩がっ!!」

恵「?」

梓「澪先輩がお風呂で最初にどこを洗うか……、知りたくありませんか……?」

澪「お、おい! なに言ってるんだよ梓、もっと真剣に説得してくれ~」

恵「詳しく聞こうかしら……?」

律(喰いついてきた~~~!!)


187 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 16:47:49.26 ID:lqpfcR6r0
梓「この情報はあまりに過激すぎて私の独断で情報封鎖を行っていたんです」

恵「なるほど……、やっぱりあなたって隅に置けないわね」

梓「もし、今澪先輩のブラが弾け飛ぶようなことがあれば
  その情報は私の死と共に永遠に明かされることはないでしょう」

恵「!?」

唯「えっ? でも、それだったら私も知って……」

律「唯! 黙ってろ」ガシッ

唯「ムグッ」

恵「……」

紬「動きが止まったわ」

律「それほど価値がある情報ってことだな」

澪(ええっ!? 普通だよ!?)

恵「ど、どこ……?」ブルブル

梓「ニヤリっ」

恵「いったいどこから洗うっていうの!?」

恵「お願いっ!! 教えて中野さんっ!!」


194 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:02:02.02 ID:lqpfcR6r0
梓「それには、まず澪先輩の解放が先です」

恵「わかったわ」

澪「意外とあっさり!?」

恵「さぁ、秋山さん。腕を縛っていた縄は解いたわ、あなたはもう自由よ」

澪「ど、どうも……」

恵「じゃあ、中野さん聞かせてもらおうかしら?」

梓「はい、澪先輩はまず……」

恵「ごくり……」

梓「下の毛で石鹸をよく泡立てることから始めます」

恵「な、なんですって────!!!!!」

澪「デタラメ言うな~~!!」

恵「まさに神秘……、密林! ジャングル!! ジャングル大帝ミオ!!」

澪「へ、変なこと言わないでくださいっ!!」

恵「しかもそうすることで石鹸の節約にも繋がる……、かなり地球に優しいエコじゃん」

澪「嘘ですよ!! そんなことしてないですからねっ!!」


198 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:30:48.12 ID:lqpfcR6r0
恵「中野さん……。私、目が覚めたわ」

恵「秋山さんのことだったらなんでも知ってるって思ってたけど」

恵「しょせん、私も井の中の蛙だったって訳ね……」

恵「秋山さんにはまだ見ぬ秘境が残されている……」

恵「それを、痛感してしまったわ……!!」

恵「だから……、まだ死ぬ訳にはいかないっ!!」

梓「曽我部先輩……!!」

和「あなた達、こんなとこに集まってなにやってるのよ?」

唯「あ、和ちゃん」

恵「真鍋さん、お久しぶり」

和「曽我部会長じゃないですか!? いったいなんでここに?」

恵「もう。今の会長はあなたでしょ?」

和「は、はぁ……」

恵「悪いけど真鍋さん。ちょっと警察署まで付き添ってもらえないかしら?」

梓「曽我部先輩!?」


199 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:35:30.32 ID:lqpfcR6r0
和「また急に、なんでですか?」

恵「出頭するのよ」

和「へっ?」

梓「そんなっ!?」

恵「中野さん、今私は生きる道を選んだわ」

恵「だから、犯した罪は償わなきゃいけないの」

梓「ですが……」

恵「でもね、死んでしまった男には悪いけど、私後悔なんてしてないわ」

恵「だって、じゃないと今頃秋山さんがどうなっていたか……」

澪「曽我部先輩っ!! 私……、私、警察にきちんと言います」

澪「あなたが助けてくれたから、私自身の未来を紡いでいくことができる、って!!」

恵「ありがとう。それで充分だわ」

律「どういう事なんだ? 澪」

澪「私、あのカラオケボックスで男に襲われそうになってて」

澪「でも、今までの話を聞く限り、曽我部先輩に助けてもらったんだって
  眠ってた時に起こったことだから半信半疑だったけどやっと、やっと理解できたの!!」


200 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:39:08.51 ID:lqpfcR6r0
律「そ、そうだったのか……」

恵「じゃあ、行きましょ真鍋さん」

和「なんだか私にはまだ全貌が見えてこないんですが……」

恵「秋山さんへの────」

恵「秋山さんへの愛を貫いたの」

 和に付き添われ出頭した恵は警察の取調べにも素直に従い事実のみを供述した
 澪の証言、それによって捕らえられた男の仲間の供述から明るみにでた凶悪な連続婦女暴行事件
 もし恵の活躍がなければこの許されざるべき凶行も闇へと葬られていたことだろう
 裁判ではその事件の本質を見抜いた検察、そして琴吹グループの優秀な弁護士により
 恵は殺人事件では異例の執行猶予付きの判決を下されることとなった

 しかしその裁判の後、彼女は忽然と行方をくらまし二度と澪達の前に現れることはなかった
 
 出家して尼の道へ進んだのではとのまことしやかな情報を
 キャッチしたのだが、それを最後に彼女の足取りは途絶える

 風の便りによれば第二の瀬戸内寂聴と呼ばれている尼が各地で愛を説いてまわっているらしい
 彼女の話は下の毛で石鹸の泡を立てる必要性を力強く説くというスタイルらしいが
 それが恵かどうかは定かではない

 しかし、確かなことが一つある
 それは今もこの世のどこかで必死に澪の幸せを願い続ける人間がいるということだ
 それが彼女にとって……曽我部恵にとっての生きがいなのだから……

 彼女の激動の人生はまさに澪と共にあったと言っても過言ではない


201 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:42:28.02 ID:1dG5scw7O
なんということでしょう


204 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:46:09.50 ID:lqpfcR6r0
澪「はぁ~~」ヘタリ……

律「だ、大丈夫か? 澪」

澪「う、うん。なんだか安心したら急に足が……」

律「でも、澪が無事で本当によかった……」

澪「わ、私……、律に酷いこと言っちゃって……」

澪「あの男、律の言う通り酷い奴だったし……」

澪「でも、あのメールに気付いてくれてありがとぉ~~」

律「いいんだ。もう、いいんだよ澪」

律「私だって、もっと澪の話をよく聞いてやればこんな事にはならなかったのかもしれない」

澪「うぅ~~っ り、りつぅ~~」

律「よしよし、やっぱり私には名もなき星より澪っていうお月様が必要なんだ」

律「いつまでも、私の側で輝いていてくれ!」

紬「キャッ! これもしかしてプロポーズなんじゃ……!!」

唯「いよっ! 熱いねお二人さん!!」ヒュ~ヒュ~


205 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:47:50.37 ID:lqpfcR6r0
澪「私も、やっぱり律がいなきゃダメなんだって今回の事でよくわかったよ」

澪「それに、私がお月様としてみんなに見てもらうことができるのも」

澪「全部太陽である律のおかげだよ」

律「た、太陽!? この私が!?」

澪「うん、私が月なら律は私のお日様だよ。何時までも私を照らしていてね」

澪「私も、いつか律に恩返しができるようにがんばるよ」

律「い、いや~、照れるな~////」

紬「キマシタワー」

唯「イイハナシダナー」

梓(曽我部先輩……、お喜びください)

梓(あなたの守った澪先輩は、さらに美しく輝こうとしています)

梓(律先輩という太陽を手に入れて!!)


207 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:49:22.42 ID:1l7u+4/fO
なんなんだこの話w


209 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 17:51:57.52 ID:lqpfcR6r0
律「ほら、澪を照らし続ける太陽は私だったとしても
  みんなを平等に照らす本物の太陽はもう沈もうとしてる」

律「そんな格好で、こんなとこにいたら風邪引いちまうかもしれないぞ」

律「立てるか? 手を貸すよ」

澪「うん。ありがとう」

律「よっと」グイッ

  プチン!!

澪「ん?」

  ハラ~リ……

律「あっ!?」

唯「み、澪ちゃん!!」

紬「あらやだ////」

梓「!?!?!?!?」


211 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:01:40.39 ID:lqpfcR6r0
 遠くの山間に沈もうとしていた太陽がこの日一番最後に照らし出したもの
 それは、澪の胸にある二つのチョモランマだった
 
 それは、今まさに太陽を隠さんとしている山々も嫉妬するような素晴らしい山だった
 その美しさは霊峰富士をも凌ぐ 後に紬はそう語ったという

 律という太陽も、思わず本物の太陽の如くその澪の素敵な山へ
 顔を埋め沈んでみたい衝動に駆られる そんな魅力溢れるおっぱいだった

梓「ブ────────ッ!!!!!」

唯「あ、あずにゃん!?」

紬「梓ちゃん!? やだ、血が止まらない!!」

梓「我が生涯に一辺の悔いなし……!!」

 真っ白な雪山の山頂にぷっくりと浮いた小さな薄い色のサクランボ
 暗くてもよくわかるその鮮やかな彩りは
 梓の網膜へ焼き付き、脳へその信号を送るより早く
 体の血の全てが一瞬にして沸騰した

唯「あ、あずにゃ────────んっ!!!!」


212 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:05:49.08 ID:lqpfcR6r0
   おっぱいってなんだろう?
   それは私に足りないもの────

   おっぱいってなんだろう?
   それは母性の象徴────

   おっぱいってなんだろう?
   それはみなが帰るべき場所────

   おっぱいってなんだろう?
   それは────────『愛』

   今までちっぱいだった私だけど……
   もし生まれ変わることができたなら
   今度は私もおっぱいぱい


 梓は自問自答を繰り返しながらその短い生涯を終えた
 享年16歳

 その顔はとても安らかで、どこか悲しげで、なぜか誇らしげだった

 彼女もまた澪への愛を貫き、幸せの内にこの世を去った 
 
 中野梓 愛に生き、愛に斃れる


213 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:10:30.52 ID:U9O0EKiaO
あずにゃん死亡wwww


215 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:11:36.46 ID:lqpfcR6r0
澪「……」

律「み、澪……、何て言うか……、その……」

澪「……」

律「と、とりあえず隠そうか……」

澪「84番」

律「へっ?」

澪「私の胸が……」

澪「私の胸がポロニウムっと露になっちゃった////」

律「……」

律「強くなったな、澪!!」


 澪は梓の死と引き替えにどんなことにも挫けぬ
 強靭な精神力を手に入れた

 きっと天国の梓もこの澪の姿をみて喜んでいることだろう
 ああ……!! 安らかなれ!!


217 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:11:49.82 ID:1dG5scw7O
あずにゃんwwwwww


218 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 18:17:54.33 ID:lqpfcR6r0
一方その頃────

平沢家 憂自室

憂「さてと、お姉ちゃんブログの更新も終わったし」

憂「お姉ちゃんが帰ってくる前にご飯の用意しなくっちゃ!」

憂「でも私の趣味で始めただけなのに、本当に会員数増えたな~」

憂「二十万人って言ったらこの街の人口より多いよね」

憂「それだけ、私のお姉ちゃんが魅力的ってことかな////」

憂「でも、それだけにあんな決め事作るんじゃなかった……」

憂「もしお姉ちゃんに特定のイイ人が出来たら無条件でブログ閉鎖……」

憂「格好がつくかな~って思って勢いでやっちゃったけど……」

憂「まぁ、大丈夫だよね♪」

憂「そんなことあり得ないと思うし、むしろどんな手段を使っても私がさせない!」

憂「ねっ、お姉ちゃん♪」

 そして、歴史は繰り返す────

 おしまい


221 :VIPがお送りします ::2010/04/07(水) 18:26:02.20 ID:Ld+Nw4CK0


234 :VIPがお送りします :2010/04/07(水) 23:26:16.17 ID:5ld6TKCwO
俺も澪ちゃんのおぱーい見たら死ぬ自信があるわ







はじめに
いつもコメント
ありがとうございます(`・ω・´)

アイテム
ゆるゆり♪♪ ねんどろいど 赤座あかり (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
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初音ミク -Project DIVA- f
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11)
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魔法少女まどか☆マギカ ねんどろいどぷち 魔法少女まどか☆マギカ エクステンションセット01 (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア)
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